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製造部
2014年に中途入社し、現在、計量室でスタッフの指導や調整の仕事に携わるW.K。
前職はパン屋で、様々なはかりを使用し、材料などを分ける仕込み作業を担当していた。
26年間勤めたが、体調を考慮し転職を考える。
その中で、自宅から近く経験を生かせる株式会社クリハラに興味を持ち、面接へと進んだ。
職歴は、即戦力として認められるものであり、面接当日に見事採用となった。
「ここで働きたいと思っていたので、とてもありがたい結果でした」。
そう当時を振り返るWに、仕事に対する思いや抱えている課題、今後の目標などを語ってもらった。
長年の経験を強みに
入社後の配属先も計量室。前職と同じ計量の仕事で、必要な道具も同様のものが多かった。
具体的には、パンや材料を入れていた袋、パックシーラー、はかる際に扱う機械などである。
操作は全て頭に入っており、スムーズに作業に入ることができた。
一方で、お客様や品物の名前を覚えることには苦労し、慣れるまで1か月程かかったと言う。
「この仕事が好き」。
純粋な思いに支えられ、新たな環境で業務に邁進した日々であった。
笑顔で働ける職場
「思いやりのある方々ばかりで、入社当初から親切に教えてもらいました」。
これは、Wが身に染みて感じていることだ。困っているときは全力で助けてくれる、心づかいのある従業員たち。
社員とパート間の信頼も厚く、馴れ合いにはならず注意も厳しく言い合える関係だ。
働く上で、嫌だと思ったときは一度もない。良い雰囲気の中で好きな仕事ができる環境に感謝しているのだった。
乗り越えたい課題
順調に業務を進めるWだが、一筋縄ではいかないのがクレームだ。
本来あってはならないものだが、どうしても起こってしまい、原因と対策にはいつも頭を悩ませている。
ミスがある度にルールを改善し、チェック項目を増やしているが、最も大事なのは一人ひとりの意識。
約20人が在籍する計量室で、全員に強くその意識を持ってもらうことが自分の役割だ。
「1回聞いただけでは、人は忘れてしまうもの。常に言い続けるように心がけています」。
良い品物を届けるために
目標は、クレームゼロ。そのためには、会社全体での取り組みも大事だと考える。
野菜洗浄の際に取り除けなかった虫などは、計量室で、目視で発見。
計量室で指定外の野菜が混入してしまった場合は、次のセット室で発見が可能だ。
各々の工程で重ねて確認することで、防げる割合は大きくなるのである。
「『クリハラの品物が良いね』と言われたい。嬉しい気持ちになれますから」。
そんな願いを胸に、Wはこれからも誠心誠意仕事に向き合い続ける。
前職はパン屋で、様々なはかりを使用し、材料などを分ける仕込み作業を担当していた。
26年間勤めたが、体調を考慮し転職を考える。
その中で、自宅から近く経験を生かせる株式会社クリハラに興味を持ち、面接へと進んだ。
職歴は、即戦力として認められるものであり、面接当日に見事採用となった。
「ここで働きたいと思っていたので、とてもありがたい結果でした」。
そう当時を振り返るWに、仕事に対する思いや抱えている課題、今後の目標などを語ってもらった。
長年の経験を強みに
入社後の配属先も計量室。前職と同じ計量の仕事で、必要な道具も同様のものが多かった。
具体的には、パンや材料を入れていた袋、パックシーラー、はかる際に扱う機械などである。
操作は全て頭に入っており、スムーズに作業に入ることができた。
一方で、お客様や品物の名前を覚えることには苦労し、慣れるまで1か月程かかったと言う。
「この仕事が好き」。
純粋な思いに支えられ、新たな環境で業務に邁進した日々であった。
笑顔で働ける職場
「思いやりのある方々ばかりで、入社当初から親切に教えてもらいました」。
これは、Wが身に染みて感じていることだ。困っているときは全力で助けてくれる、心づかいのある従業員たち。
社員とパート間の信頼も厚く、馴れ合いにはならず注意も厳しく言い合える関係だ。
働く上で、嫌だと思ったときは一度もない。良い雰囲気の中で好きな仕事ができる環境に感謝しているのだった。
乗り越えたい課題
順調に業務を進めるWだが、一筋縄ではいかないのがクレームだ。
本来あってはならないものだが、どうしても起こってしまい、原因と対策にはいつも頭を悩ませている。
ミスがある度にルールを改善し、チェック項目を増やしているが、最も大事なのは一人ひとりの意識。
約20人が在籍する計量室で、全員に強くその意識を持ってもらうことが自分の役割だ。
「1回聞いただけでは、人は忘れてしまうもの。常に言い続けるように心がけています」。
良い品物を届けるために
目標は、クレームゼロ。そのためには、会社全体での取り組みも大事だと考える。
野菜洗浄の際に取り除けなかった虫などは、計量室で、目視で発見。
計量室で指定外の野菜が混入してしまった場合は、次のセット室で発見が可能だ。
各々の工程で重ねて確認することで、防げる割合は大きくなるのである。
「『クリハラの品物が良いね』と言われたい。嬉しい気持ちになれますから」。
そんな願いを胸に、Wはこれからも誠心誠意仕事に向き合い続ける。
短期大学を卒業後、2022年4月に株式会社クリハラへ入社したK.M。
計量室に配属され、野菜の計測、梱包のほか、人員配置も任されている。
クリハラに入社して成長した点、苦労していること、仕事への想いに迫った。
「クリハラで働く未来」を思い描いて
学生時代は美術を学んでいたK。
将来は絵の仕事を志していたが、紆余曲折あって製造業で働くことにした。
さまざまな企業を検討し、会社見学に行ったのがクリハラ。
まず、案内をしてくれた常務と清潔な工場に好印象を持った。
そして、強く惹かれたのは、従業員たちがお互いに支え合い、きびきびと動き回る姿。
その様子を見て、自身がここで働く未来を想像できたのが決め手となった。
Kは本来、人と話すのはあまり得意ではない。
ところが、配属された計量室で「報連相」を実践するうちに、思っていた以上に周囲とコミュニケーションが取れていることに気づき、成長を実感できたという。
給与明細とともに届いたチャンス
さらにうれしい出来事があった。ある日、給与明細に同封されていた1枚の紙。
それはクリハラの新商品で、絵の具のチューブ状の容器に入った野菜ペースト「JoyVege!」に使用するイラストの社内公募だった。
腕に覚えがあるKは、迷うことなく応募した。
使用ツールはスマートフォン。人参とカボチャを描き、募集要項に載っていたイメージ図に寄せて水彩画風のタッチに加工してゆく。
「野菜を扱う会社だから」と質感の表現にもこだわった。
こうして工夫を重ねて仕上げたイラストは、見事採用されたのである。
「お金に直接かかわる絵を描いたのは初めての経験。まさか自分が、大勢の人に届ける商品の絵を提供する立場になるなんて……」。
積み重ねてきたスキルが仕事で活かされるのは、この上ない喜びだ。
チャンスを与えてくれたクリハラにはとても感謝している。
日々感じる仕事のやりがい
Kは計量室の主な業務のほかに、正社員としてパートタイマーで働く従業員のまとめ役も担っている。
休憩時間や勤務時間などを考慮しながら、誰をどの持ち場に配置するのかを決め、効率良く業務が回るように調整しているのだ。
「最初は作業ごとに優先順位をつけられず、流れを追うだけで精いっぱい。でも、先輩社員からアドバイスを受けながら周りをよく見るうちに、効率を考えながら動けるようになってきました」。
適切に指示を出し、時間内に業務が終わった日は安心感と達成感で満たされる。最近は、人手の足りない作業の手伝いに入る余裕も出てきたという。
スーパーマーケットなどの店頭で自社の商品を見かけたときも、「あの日に作業した商品だ」
「がんばってよかった」と嬉しくなり、仕事のやりがいを感じられる。
入社から1年。
「まだまだ技量が足りない」と語るKの目標は、もっと積極的に仕事を覚え、梱包のスピードを上げることだ。若さみなぎる挑戦は始まったばかりである。
2017年に株式会社クリハラへ入社したF.Y。
現在はカット室にて、おもに野菜類の脱水を担当している。
今回のインタビューでは、長年勤めた前職での経験や、クリハラに対する思い、そして今後の目標について聞いた。
現在はカット室にて、おもに野菜類の脱水を担当している。
今回のインタビューでは、長年勤めた前職での経験や、クリハラに対する思い、そして今後の目標について聞いた。
馬と共に歩んだ30年
前職は、競走馬の調教師。Fが競馬の世界に足を踏み入れたのは、15歳のときだった。
当初は騎手を目指していたが、体重の増加により断念。以来調教師として、30年以上にわたり馬に携わってきた。
生き物相手の仕事は予想外の出来事の連続で、落馬による怪我も絶えなかった。
なるべく落馬を防ぐために心がけていたのは、「一頭一頭の素質を見抜く」ということ。
例えば、気性が荒い、臆病、気分屋など、馬にもそれぞれ生まれ持った個性がある。
その素質を見極め、周囲のコンディションが走りに影響を及ぼさないかを的確に判断するのだ。
また、「いつもと走りが違う」と感じた際にはすぐに調教を中断し、体温や体調をチェックする。
馬は言葉を話さないからこそ、常に観察し、わずかな違いを見落とさないことが重要だという。
異なる業界へ転職した結果は……
長年競馬の世界で活躍してきたものの、怪我の多さに加え、朝は3時から馬の世話を開始し、終了時刻は特に定められていなかった。
また、給与体系が出来高制で不安定だったことから、次第に転職を考えるように。
その中で目にとまったのが、クリハラの求人票だった。
「食品加工か、面白そうだな」。
期待と少しの不安を胸に抱きつつ、これまでと全く異なる業界での新たなる一歩を踏み出したのである。
入社後1年間はトリミング室で勤務し、その後現在のカット室へと異動。
クリハラの良いところについて、Fは「従業員」だと話す。
「入社した当初は、右も左も分からない状態でした。しかし、従業員の皆さんが親切丁寧に教えてくれたおかげで、少しずつ仕事を覚えることができたのです」。
一方で、前職とは異なり、勤務時間が定められていること、安定した給与体系も魅力だという。
思いきった転職の結果は「吉」と出た。現在の働きやすい職場環境には、とても満足している。
感謝の気持ちを胸に
仕事をする上で心がけているのは、任された業務をしっかりとこなしながらも、楽しく働くことだ。
そのために、自ら積極的に周囲に話しかけ、共に働く仲間との関係構築に努めている。
そんなFは、今後の目標についてこう語る。
「会社の利益に少しでも貢献できるよう、誠心誠意業務に取り組んでいきたいと思います」。
異業種を経験したからこそ分かる、クリハラのありがたさ。
Fはこの先も感謝の思いを胸に、前を見て走り続けていくだろう。
生産管理室にパートタイマーとして勤務するK.Yは、2017年、株式会社クリハラに入社した。
子育てと仕事のバランスを保ちつつ、目標を持って日々奮闘している。
友人からの紹介
新たな職場を探していたKは、子どもを通して知り合った友人に相談したところ、「とても働きやすい会社だ」と、彼女自身が働いている職場を紹介される。それが、クリハラとの出会いだった。
「ママ友」からの紹介ということもあり、クリハラは信用できる会社だと理解していたものの、実際の社風や人間関係については入社してからでないとわからない。
緊張しつつ求人に応募したKだったが、入社後、その心配は全くの杞憂であったと判明する。
チームで働く喜びを知る
配属先は、生産管理室。5人ほどでチームを組み、店ごとに商品をピッキングし、タイムテーブルに沿って箱詰めを終わらせる。
互いに声を掛け合い、手が足りないところは積極的に手伝う。
万が一ミスをした場合でも、メンバーがフォローに入り遅れをカバーするなど、互いを気遣い支え合う環境が、そこにはあった。
Kもその一員として、いつしか周囲のフォローに回れるようになった。
チーム一丸となって動き、無事に時間通り仕事を終えたときの達成感。
それは何物にも代えがたく、「また次も頑張ろう」という活力を与えてくれるのだ。
家庭と両立できる環境
現在、中学生と保育園児の2人の子どもを持つKだが、クリハラでは柔軟なシフト調整が可能で、子育てと仕事のスケジュールを無理なく両立できている。
特に、新型コロナウイルスによる休校や登園自粛の間は、兄弟で留守番をしている状態。
子どもたちだけで日中の長い時間を過ごさせるのはどうしても不安が残るため、通常より少し早めに仕事を切り上げ帰宅している。
そうしたイレギュラーな対応ができるのも、快く送り出してくれるメンバーのおかげだ。
温かい仲間たちへの感謝の念は、尽きることがない。
慌ただしい夕暮れ時
一度帰宅すれば、そこは戦場。
子どもたちが学校や保育園に通っていれば、帰宅してすぐに夕飯の用意が待っている。
ときにはその前に塾や習い事への送迎をしなければならない。
一度でも腰を下ろし一息ついてしまえば、再び立ち上がる気力はなくなってしまう。
帰宅した勢いそのまま、家事と育児をやり遂げなければならない。
それでも「仕事を辞めたい」と思ったことはないという。
働きやすい環境があるからこそ、自分や家族のペースを保ちつつ、頑張り続けることができるのだ。
目指すべき人たちの背中を追って
「体力の続く限り、この仕事を続けたいですね。同じ職場の先輩方のように、長く働いていきたいと思います」。
目標となる先輩たちに囲まれ、走り続けるK。
いきいきと働くその姿は、いずれ新たに入社してくる従業員にとっての憧れとなるに違いない。
2000年(平成12年)から株式会社クリハラで働いているI.K。
現在はセット室に所属し、計量室から運ばれた野菜をレシピ通りに集める作業を担当する。
そんなIに、入社のきっかけや仕事をするうえで心がけていること、今後の目標を聞いた。
偶然目にした広告
クリハラで働く前は、家で内職をしていた。
一番下の子どもが小学5年生になったのを機に、外で仕事をしようと考えるようになる。
そんなとき偶然目に留まったのが、クリハラの求人広告だった。
「はっきりとした理由は覚えていないのですが……なんとなく気になって、話を聞きに行きました。それが、クリハラで働き始めたきっかけです」。
それから長く働き続けられたのは、仕事が自分に合っていて、人間関係に恵まれたおかげだと思っている。
焦らず確実な仕事を
毎日の仕事に大きな変化はないが、ミスをすることもあり、そんなときはやはり落ち込んでしまう。
以前、中身とまったく違う商品シールを貼ってしまい、指摘されるまで気づかなかったことがあった。
自分では間違いのないよう、十分注意して貼っているつもりだったため、ミスを知ったときはショックを受けたという。
しかし、「悩んでいても仕方がない」と、すぐに気持ちを切り替えた。
それ以降は同じミスをしないように、必ず商品とシールを見合わせるようにしている。
「焦って仕事をすると間違えやすくなります。なるべく落ち着いて、冷静に。それが一番大切です」。
一日の始まりを気持ち良く
Iがやりがいを感じるのは、割り当てられた仕事を時間内に終わらせ、次の段階の手伝いができたときだ。
朝の作業が順番通りにできると、気分が良い。これも、落ち着いて仕事を進めるための心がけだ。
「今後も、日々の業務を真面目にこなしていきたい。定年である65歳までフルタイムで働き続け、毎日仕事を残さずに帰るのが目標です」。
Iはこれからも誠心誠意、仕事に向き合い続けるだろう。
カット室に所属するKが、株式会社クリハラに入社したのは2018年のこと。
子どもの頃から料理が好きだったKが、いつも身近な存在であった「食」を仕事にすることは、自然な流れだったという。
入院中の母に代わって
小学生の頃、料理に興味を持ち始めたKは、母を手伝い一緒に台所に立つことが多かった。
だが、中学1年生のときに母が入院。
それまで「お手伝い」だった料理が、ある日を境に毎日の「仕事」に変わったのだ。
料理だけではない。掃除や洗濯など、母がこれまで家族のためにしてくれた仕事はたくさんある。
母の不在に心細さを感じながらも、姉と一緒に一つひとつ家事を覚えていった。
「きちんと卒業する」という約束
姉と分担していたとはいえ、学校に行きながら家事をこなすのは容易なことではない。
最初の頃は悪戦苦闘していたが、少しずつコツをつかみ、工夫をして、徐々に学業と家事の両立に慣れていった。
例えば、慌ただしくなりがちな朝も余裕をもって過ごせるように、夕飯の支度と一緒に次の日の弁当の準備もしておく。
これは、家事を効率よく終わらせるための小さな工夫の一つだ。
忙しい毎日だったが、大きく体調を崩すことなく通学し、無事に高校を卒業。
早くから自分の身の回りのことに責任を持ち、規則正しい生活が身についていたからだろう。
だが、それだけではない。
高校卒業まで走り続けることができたのは、「学校はきちんと卒業する」という両親との約束を守るため。
しかも、ただ卒業するだけではなく、無遅刻無欠席の皆勤賞を付け加えて、約束を守ったのである。
父の手作り弁当に感謝
「食に関わる仕事がしたい」と思い続けていたKは、迷うことなく就職先をクリハラに決めた。
社会人になっても今まで通り姉と一緒に家事をこなしていたが、K家の役割分担に小さな変化が生まれた。
父が朝5時に起きて弁当を作ってくれるようになったのだ。
「私が出勤する様子を見るまで、父は心配でたまらないのだと思います」。
父の手作り弁当には、これまで母に代わって家事を引き受けてくれたことへの感謝の気持ちがたくさん詰まっている。
Kは家族との絆を感じ、父を心配させないよう毎朝元気に職場に向かう。
より効率よく仕事をこなせるようになりたい
カット室では、野菜のカットから殺菌、洗浄という一連の作業に従事。
任された作業を不備なく進めるだけでなく、より効率的に多くの業務をこなせるようになりたいと、工夫を凝らしているという。
家事と学業の両立で学んだことを仕事にも活かし、成長を続けているK。
若さみなぎるKの活躍は、まだまだ始まったばかりだ。
K.Nが株式会社クリハラにパートタイマーとして入社したのは、2016年。
入社以来、計量室に所属し、現在は朝6時から15時までのシフトで働いている。
仕事への取り組み方や早朝勤務の様子、プライベートについて話を聞いた。
主な2つの担当業務
現在、主に担当している業務は、パッケージとプリーツレタスの作業。
朝6時に出社すると、まず取りかかるのがパッケージ作業だ。
他のメンバーが出社してくる前の数時間で行っている。
決められた量の野菜を自動で袋に封入してくれるパッケージ機を使い、小パッケージと中パッケージのそれぞれを作っていく。
8時頃からはプリーツレタスの作業に移る。
野菜を袋詰めし、シールを貼って生産管理部門へ送るまでが一連の作業だ。
これらを完了させ、15時に一日の業務を終える。
パッケージ作業はカンボジアやインドネシアから来た実習生と一緒に行うが、プリーツレタスの作業は1人で担当することが多い。
現在は、どちらの作業も日々難なくこなしている。
早朝勤務のメリット
入社直後から仕事に慣れるまでの間は、4時間のシフト勤務だった。
その後フルタイムに移行すると、しばらくは9〜17時のシフトで勤務していた。
しかし、会社の方針により6時からのシフトが導入されると、早朝勤務に挑戦しようと決断。
早起きは苦手だったが、静かな作業場で集中し、こつこつと仕事に取り組める環境に魅力を感じたのがきっかけだ。
早朝勤務をはじめてみると、通勤時は道が空いていて、夏場は暑くなる前に会社に到着する。
冬は日没前に帰宅できるなど、メリットが多いと気がついた。
帰宅時間が早まれば、晩ごはんの支度も余裕をもってできる。
時間を有効的に使えるようになったのも嬉しい変化だ。
頼もしい実習生
朝のパッケージ作業を一緒に担当している実習生のメンバーは、インドネシア人5人と、カンボジア人1人。
それぞれが日替わりで休みを取得するため、常に5人でチームを組んで仕事をしている。
「皆、頑張り屋さんで、すごく尊敬しています。入社したばかりの頃はフォローが必要なときもありましたが、全員が仕事を覚えた今は、てきぱきと作業をこなす姿に頼もしさを感じるほどです」。
さらなるスキルアップを目指して
平日は早朝からの仕事に集中する一方、休日はゆっくりと過ごしてリフレッシュしている。
ドライブ好きな夫とともに、桜や紅葉を見に出かけるのも楽しみの一つだ。
仕事における今後の目標は、さらなる作業効率の向上。
一緒に仕事をする同僚たちの良い部分を自分自身にも取り入れながら、よりスキルアップしていきたいと考えている。
飽くなき向上心を胸に、Kはこれからも成長を続けていくだろう。
入社以来、計量室に所属し、現在は朝6時から15時までのシフトで働いている。
仕事への取り組み方や早朝勤務の様子、プライベートについて話を聞いた。
主な2つの担当業務
現在、主に担当している業務は、パッケージとプリーツレタスの作業。
朝6時に出社すると、まず取りかかるのがパッケージ作業だ。
他のメンバーが出社してくる前の数時間で行っている。
決められた量の野菜を自動で袋に封入してくれるパッケージ機を使い、小パッケージと中パッケージのそれぞれを作っていく。
8時頃からはプリーツレタスの作業に移る。
野菜を袋詰めし、シールを貼って生産管理部門へ送るまでが一連の作業だ。
これらを完了させ、15時に一日の業務を終える。
パッケージ作業はカンボジアやインドネシアから来た実習生と一緒に行うが、プリーツレタスの作業は1人で担当することが多い。
現在は、どちらの作業も日々難なくこなしている。
早朝勤務のメリット
入社直後から仕事に慣れるまでの間は、4時間のシフト勤務だった。
その後フルタイムに移行すると、しばらくは9〜17時のシフトで勤務していた。
しかし、会社の方針により6時からのシフトが導入されると、早朝勤務に挑戦しようと決断。
早起きは苦手だったが、静かな作業場で集中し、こつこつと仕事に取り組める環境に魅力を感じたのがきっかけだ。
早朝勤務をはじめてみると、通勤時は道が空いていて、夏場は暑くなる前に会社に到着する。
冬は日没前に帰宅できるなど、メリットが多いと気がついた。
帰宅時間が早まれば、晩ごはんの支度も余裕をもってできる。
時間を有効的に使えるようになったのも嬉しい変化だ。
頼もしい実習生
朝のパッケージ作業を一緒に担当している実習生のメンバーは、インドネシア人5人と、カンボジア人1人。
それぞれが日替わりで休みを取得するため、常に5人でチームを組んで仕事をしている。
「皆、頑張り屋さんで、すごく尊敬しています。入社したばかりの頃はフォローが必要なときもありましたが、全員が仕事を覚えた今は、てきぱきと作業をこなす姿に頼もしさを感じるほどです」。
さらなるスキルアップを目指して
平日は早朝からの仕事に集中する一方、休日はゆっくりと過ごしてリフレッシュしている。
ドライブ好きな夫とともに、桜や紅葉を見に出かけるのも楽しみの一つだ。
仕事における今後の目標は、さらなる作業効率の向上。
一緒に仕事をする同僚たちの良い部分を自分自身にも取り入れながら、よりスキルアップしていきたいと考えている。
飽くなき向上心を胸に、Kはこれからも成長を続けていくだろう。
現在はセット室に所属し、計量室から運ばれた野菜と他社から仕入れた肉やたれ等をレシピ通りに集める作業を担当する。
そんなIに、入社のきっかけや仕事をするうえで心がけていること、今後の目標を聞いた。
偶然目にした広告
クリハラで働く前は、家で内職をしていたというI。
一番下の子どもが小学5年生になったのを機に、外で仕事をしたいと考えるようになる。
そんなとき偶然目に留まったのが、クリハラの求人広告だった。
「はっきりとした理由は覚えていないのですが……なんとなく気になって、話を聞きに行きました。それが、クリハラで働き始めたきっかけです」。
それから長く働き続けられたのは、仕事が自分に合っていて、職場の人間関係に恵まれたおかげだと思っている。
焦らず確実な仕事を
毎日の仕事に大きな変化はないが、ミスをすることもあり、そんなときはやはり落ち込んでしまう。
以前、中身とまったく違う商品シールを貼ってしまい、指摘されるまで気づかなかったことがあった。
自分では間違いのないよう、十分注意して貼っているつもりだったため、ミスを知ったときは
ショックを受けたという。
しかし、「悩んでいても仕方がない」と、すぐに気持ちを切り替えた。
それ以降は同じミスをしないように、必ず商品とシールを見合わせるようにしている。
「焦って仕事をすると間違えやすくなります。なるべく落ち着いて、冷静に。それが一番大切です」。
一日の始まりを気持ち良く
Iがやりがいを感じるのは、割り当てられた仕事を時間内に終わらせ、次の段階の仕事に取りかかれたときだ。
時間内に終わらせるため、朝は定時よりも余裕を持って少し早く出勤し、一日の準備をしている。
そんなIに、入社のきっかけや仕事をするうえで心がけていること、今後の目標を聞いた。
偶然目にした広告
クリハラで働く前は、家で内職をしていたというI。
一番下の子どもが小学5年生になったのを機に、外で仕事をしたいと考えるようになる。
そんなとき偶然目に留まったのが、クリハラの求人広告だった。
「はっきりとした理由は覚えていないのですが……なんとなく気になって、話を聞きに行きました。それが、クリハラで働き始めたきっかけです」。
それから長く働き続けられたのは、仕事が自分に合っていて、職場の人間関係に恵まれたおかげだと思っている。
焦らず確実な仕事を
毎日の仕事に大きな変化はないが、ミスをすることもあり、そんなときはやはり落ち込んでしまう。
以前、中身とまったく違う商品シールを貼ってしまい、指摘されるまで気づかなかったことがあった。
自分では間違いのないよう、十分注意して貼っているつもりだったため、ミスを知ったときは
ショックを受けたという。
しかし、「悩んでいても仕方がない」と、すぐに気持ちを切り替えた。
それ以降は同じミスをしないように、必ず商品とシールを見合わせるようにしている。
「焦って仕事をすると間違えやすくなります。なるべく落ち着いて、冷静に。それが一番大切です」。
一日の始まりを気持ち良く
Iがやりがいを感じるのは、割り当てられた仕事を時間内に終わらせ、次の段階の仕事に取りかかれたときだ。
時間内に終わらせるため、朝は定時よりも余裕を持って少し早く出勤し、一日の準備をしている。
朝の作業が順番通りにできると、気分が良い。
これも、落ち着いて仕事を進めるための心がけだ。
「今後も、日々の業務を真面目にこなしていきたい。定年である65歳までフルタイムで働き続け、毎日仕事を残さずに帰るのが目標です」。
Iはこれからも誠心誠意、仕事に向き合い続けるだろう。
これも、落ち着いて仕事を進めるための心がけだ。
「今後も、日々の業務を真面目にこなしていきたい。定年である65歳までフルタイムで働き続け、毎日仕事を残さずに帰るのが目標です」。
Iはこれからも誠心誠意、仕事に向き合い続けるだろう。
2015年、株式会社クリハラにパートタイマーとして入社したS.H。
入社当時と比べると、仕事量も取り扱う商品の種類も増えてきた。
そんな状況も楽しみながら取り組んでいるというSに、仕事への思いを聞いた。
予想とは一転
以前は栄養士の仕事や、夫の実家の接骨院で事務職をしていた。
母親の介護もあり、働き方に融通が利く仕事を探していたときに出会ったのがクリハラだ。
栄養士の経験から食品業界に親近感があり、業務への不安はなかったものの、入社してみると想像以上に大変だった。
Sの1日は、当日の仕事内容を確認することから始まる。
カットする野菜はきゅうり、さつま芋、南瓜、春菊……など様々だ。
南瓜やさつま芋などの硬い野菜は思うようには切れないし、野菜によって切り方も異なる。
それらを洗ってコンテナに詰めたり、グラムごとにカットしたり、本数ごとに分けたりと、発注書通りに対応する。
大変な仕事だが、今日まで働き続けられているのは仲間の存在のおかげである。
年齢は20〜70代までと幅広く、個性豊かだ。
チームで助け合いながら、日々楽しく働いている。
和気藹々
入社当時は便の時間に間に合わせられるよう、焦って作業をしていた。
そんなSも、「ゆっくりで大丈夫」と声をかけてくれる先輩社員の指導の下、徐々に仕事に慣れてきた。
心がけているのは、多岐にわたる細かな指示を正確に把握するため、発注書をよく読んでグラムや枚数を一つひとつ確認す
ることだ。
それでも失敗してしまうこともあるが、周囲が前向きな指導をしてくれるから、前に進むことができる。
今でも便の出発時間に追われ、「間に合わない」「だめだめ」といった声が飛び交うことがあるが、そんな時でも笑顔があ
り、声をかけ合い、励まし合う。
仲間と作り上げる楽しい雰囲気が、仕事のモチベーションを高めているのだ。
万が一の時に助けてもらえる環境
2018年に約1か月半休みをもらい入院したときのことは、今でも忘れられない。
同僚にはいつも助けてられているが、入院中にもメールや電話をくれて、自分を支えてくれた。
退院後も温かく迎え、気遣ってくれた。
そんなときでも嫌な顔をせずに助けてくれる。
先を見て手伝ってくれる社員が多いのも、クリハラの魅力だ。
「皆さんには感謝の気持ちしかありません。クリハラで良かったと心から思っています」。
楽しく働くために
今後も体を大事に、仕事に励んでいくのが目標だ。
そのために、毎日のラジオ体操や足裏マッサージ、耳のマッサージは欠かさない。同じ症状を持つ同僚との情報交換も楽しみの一つになっている。
「尊敬している先輩は、同僚全員です」。
恵まれた職場と仲間に出会えたSは、仲間とともに一歩一歩、前に進んでいく。
入社当時と比べると、仕事量も取り扱う商品の種類も増えてきた。
そんな状況も楽しみながら取り組んでいるというSに、仕事への思いを聞いた。
予想とは一転
以前は栄養士の仕事や、夫の実家の接骨院で事務職をしていた。
母親の介護もあり、働き方に融通が利く仕事を探していたときに出会ったのがクリハラだ。
栄養士の経験から食品業界に親近感があり、業務への不安はなかったものの、入社してみると想像以上に大変だった。
Sの1日は、当日の仕事内容を確認することから始まる。
カットする野菜はきゅうり、さつま芋、南瓜、春菊……など様々だ。
南瓜やさつま芋などの硬い野菜は思うようには切れないし、野菜によって切り方も異なる。
それらを洗ってコンテナに詰めたり、グラムごとにカットしたり、本数ごとに分けたりと、発注書通りに対応する。
大変な仕事だが、今日まで働き続けられているのは仲間の存在のおかげである。
年齢は20〜70代までと幅広く、個性豊かだ。
チームで助け合いながら、日々楽しく働いている。
和気藹々
入社当時は便の時間に間に合わせられるよう、焦って作業をしていた。
そんなSも、「ゆっくりで大丈夫」と声をかけてくれる先輩社員の指導の下、徐々に仕事に慣れてきた。
心がけているのは、多岐にわたる細かな指示を正確に把握するため、発注書をよく読んでグラムや枚数を一つひとつ確認す
ることだ。
それでも失敗してしまうこともあるが、周囲が前向きな指導をしてくれるから、前に進むことができる。
今でも便の出発時間に追われ、「間に合わない」「だめだめ」といった声が飛び交うことがあるが、そんな時でも笑顔があ
り、声をかけ合い、励まし合う。
仲間と作り上げる楽しい雰囲気が、仕事のモチベーションを高めているのだ。
万が一の時に助けてもらえる環境
2018年に約1か月半休みをもらい入院したときのことは、今でも忘れられない。
同僚にはいつも助けてられているが、入院中にもメールや電話をくれて、自分を支えてくれた。
退院後も温かく迎え、気遣ってくれた。
そんなときでも嫌な顔をせずに助けてくれる。
先を見て手伝ってくれる社員が多いのも、クリハラの魅力だ。
「皆さんには感謝の気持ちしかありません。クリハラで良かったと心から思っています」。
楽しく働くために
今後も体を大事に、仕事に励んでいくのが目標だ。
そのために、毎日のラジオ体操や足裏マッサージ、耳のマッサージは欠かさない。同じ症状を持つ同僚との情報交換も楽しみの一つになっている。
「尊敬している先輩は、同僚全員です」。
恵まれた職場と仲間に出会えたSは、仲間とともに一歩一歩、前に進んでいく。
製造部のパックセンターで課長を務めるU.Kは、「日本をもっと良くしたい」などと時に思いもかけないことを口にする。
冗談交じりの言葉のなかにも、強く真面目な思いを秘めるUに話を聞いた。
夢を叶えた先に
Uは以前、レストランで料理人をしていた。
最初は見習いとして、そして包丁を握らせてもらってからは着々と経験を重ね、プライベートで来店する有名人たちにも料理を提
供するほどまでになった。
だが料理人の世界は想像以上に厳しく、修業の身では生活が成り立たなかったという。
悩んだ結果、3年で見切りをつけて転職を決意し、経験を活かせるクリハラの求人に出会ったのだ。
「最初の面接で、会社のありのままを見せてくださったのが印象的でした」。
1時間の会社説明に続いて、工場見学もさせてもらえたのには驚いた。
さらに面接での、
「全部見たうえで、来たいと思えば来ればいい」という会長の言葉が決め手となった。
こうして2013年6月、株式会社クリハラに入社。
新たな挑戦が始まったのである。
課長の宿命
製造部に配属され、野菜のカットなどで本領を発揮すると、それらの技術が認められ、2017年には課長に任命される。
「今は市場でフォークリフトを乗り回しています。責任者という立場なので、皆さんの仕事が早く終われるように、業務の流れを作
るのが私の役目だと思っています」。
市場に納品された根菜類を加工所まで運搬するフォークリフトの資格は、クリハラで取得させてもらった。
課長としての自覚も芽生え、周りをまとめるためにも恥ずかしくない背中を作っていかなくてはいけないと思っている。
いよいよギャグも控えるべきか、いや無理かも知れない。
そんな逆境を楽しむ力がいつの間にかついていた。
今後の方向性は模索中だ。
経験を活かして伝える
料理人をしていたUならではのアドバイスがある。
レストランで身につけた包丁技術を、できる限り他の従業員の人たちに伝えていきたいのだ。
例えば、包丁の切れる部分と切るモノとの間隔が近い持ち方にすると、怖がらずに軽く速く切れる。
もちろんかぼちゃなどの硬い野菜は別の方法があるため、素材それぞれに合わせた指導を心がけている。
とはいえ、まだまだ学ぶべきことも多い。
この道10年以上のベテランさんの技術と速さには、到底かなわないという。
より良い職場にしていきたい
Uが目指すのは、皆が生き生きと働き、能力を発揮できる職場だ。
スタッフ一人ひとりをよく見て、その人に合ったアドバイスをし、個性を伸ばせるような人間になりたい。
そのためには、まず自分自身が成長しなければならないと考えている。
日本を良くするために、個人にできることなど限られる。
その反面、人ひとりの力がとても大きいことを教えてくれたのもこのクリハラだ。
今いる場所がより良くなるように考え、実行することが、いずれ日本が良くなるための第一歩なのだ。
「坂本龍馬が好きですから……。」人物になるためには、嘲笑に耐える力も必要とされる。
彼は人知れず厳しい修行を今も自分に課しているのかも知れない。
飄々としながらも何事にも懸命に取り組むUの、今後の活躍に期待が高まる。
冗談交じりの言葉のなかにも、強く真面目な思いを秘めるUに話を聞いた。
夢を叶えた先に
Uは以前、レストランで料理人をしていた。
最初は見習いとして、そして包丁を握らせてもらってからは着々と経験を重ね、プライベートで来店する有名人たちにも料理を提
供するほどまでになった。
だが料理人の世界は想像以上に厳しく、修業の身では生活が成り立たなかったという。
悩んだ結果、3年で見切りをつけて転職を決意し、経験を活かせるクリハラの求人に出会ったのだ。
「最初の面接で、会社のありのままを見せてくださったのが印象的でした」。
1時間の会社説明に続いて、工場見学もさせてもらえたのには驚いた。
さらに面接での、
「全部見たうえで、来たいと思えば来ればいい」という会長の言葉が決め手となった。
こうして2013年6月、株式会社クリハラに入社。
新たな挑戦が始まったのである。
課長の宿命
製造部に配属され、野菜のカットなどで本領を発揮すると、それらの技術が認められ、2017年には課長に任命される。
「今は市場でフォークリフトを乗り回しています。責任者という立場なので、皆さんの仕事が早く終われるように、業務の流れを作
るのが私の役目だと思っています」。
市場に納品された根菜類を加工所まで運搬するフォークリフトの資格は、クリハラで取得させてもらった。
課長としての自覚も芽生え、周りをまとめるためにも恥ずかしくない背中を作っていかなくてはいけないと思っている。
いよいよギャグも控えるべきか、いや無理かも知れない。
そんな逆境を楽しむ力がいつの間にかついていた。
今後の方向性は模索中だ。
経験を活かして伝える
料理人をしていたUならではのアドバイスがある。
レストランで身につけた包丁技術を、できる限り他の従業員の人たちに伝えていきたいのだ。
例えば、包丁の切れる部分と切るモノとの間隔が近い持ち方にすると、怖がらずに軽く速く切れる。
もちろんかぼちゃなどの硬い野菜は別の方法があるため、素材それぞれに合わせた指導を心がけている。
とはいえ、まだまだ学ぶべきことも多い。
この道10年以上のベテランさんの技術と速さには、到底かなわないという。
より良い職場にしていきたい
Uが目指すのは、皆が生き生きと働き、能力を発揮できる職場だ。
スタッフ一人ひとりをよく見て、その人に合ったアドバイスをし、個性を伸ばせるような人間になりたい。
そのためには、まず自分自身が成長しなければならないと考えている。
日本を良くするために、個人にできることなど限られる。
その反面、人ひとりの力がとても大きいことを教えてくれたのもこのクリハラだ。
今いる場所がより良くなるように考え、実行することが、いずれ日本が良くなるための第一歩なのだ。
「坂本龍馬が好きですから……。」人物になるためには、嘲笑に耐える力も必要とされる。
彼は人知れず厳しい修行を今も自分に課しているのかも知れない。
飄々としながらも何事にも懸命に取り組むUの、今後の活躍に期待が高まる。
株式会社クリハラで計量室のサラダライン責任者を務めるY.R。
子育ての傍ら、責任感を持って仕事に取り組むYに、仕事で大切にしている思いや会社の魅力について話を聞いた。
クリハラの魅力
クリハラに入社したのは、母親であるT.Tの紹介がきっかけだ。
前職で働いている最中に患った病気が治癒し、そろそろ働きに出ようかと思った頃、母親に声をかけられた。
今では入社から約10年が経過しており、産休・育休からも復帰し、サラダラインの責任者を務めるまでになっている。
ここまで長く働き続けられた理由の一つが、人間関係だ。
スタッフはみんな、いつもニコニコしていて、協調性がある優しい人ばかり。
6歳の子をもつYは、子どもが熱を出した時にはどうしても早退しなければならない。
そんな時でも嫌な顔をせず、送り出してくれる。
責任者になってから強く感じるのは、上司の存在の心強さである。
責任者として煮詰まった時、悩みを聞いてくれる上司の存在は、本当にありがたい。
どんな立場の人でも働きやすい方法を考えてくれるのが、クリハラの良さだと感じている。
大事にしている思い
そんなYが仕事をする上で大事にしているのは、クレームを出さないようにすることだ。
異物混入の防止はもちろん、ドレッシングの入れ忘れなどが無いように、日々気を引き締めて取り組む。
責任者として、派遣スタッフたちも気にかけている。
経験のないスタッフに作業を一から教える時には、初心に立ち返って指導する。
慌てずミスのないように、確実に仕事をするのが肝要だ。
その分はベテランのスタッフたちが補えるよう、チームワークを意識して動いている。
今の自分を作り上げたきっかけ
これまで働いてきて最も印象深い出来事は、7〜8年前、当時の社長であった会長から
「パートのチーフをやってみないか」と声をかけられたことだ。
「自分に務まるのだろうかと不安はありましたが、どこまで自分ができるか試してみたいという気持ちで引き受けました」。
今までの働きぶりが評価されたことが、素直に嬉しかった。
そこからは、不安をかき消すかのように必死に勉強をする毎日。
計量室のすべてのテーブルの仕事を把握できるよう、自ら申し出ていろいろなテーブルで作業をした。
必死だったあの頃があって、今の自分がある。
だからこそ、今のYの目標は「会社を良くすること」だ。
自分を支えてくれる会社に恩返しがしたい。
そして自分にできる恩返しは、赤字にならないようクレームを出さない仕事をすることだと考えている。
周りの人への気配りと感謝の気持ちを忘れず、真摯に仕事に励むY。
これからもクリハラの縁の下の力持ちとして、会社を支えていくだろう。
子育ての傍ら、責任感を持って仕事に取り組むYに、仕事で大切にしている思いや会社の魅力について話を聞いた。
クリハラの魅力
クリハラに入社したのは、母親であるT.Tの紹介がきっかけだ。
前職で働いている最中に患った病気が治癒し、そろそろ働きに出ようかと思った頃、母親に声をかけられた。
今では入社から約10年が経過しており、産休・育休からも復帰し、サラダラインの責任者を務めるまでになっている。
ここまで長く働き続けられた理由の一つが、人間関係だ。
スタッフはみんな、いつもニコニコしていて、協調性がある優しい人ばかり。
6歳の子をもつYは、子どもが熱を出した時にはどうしても早退しなければならない。
そんな時でも嫌な顔をせず、送り出してくれる。
責任者になってから強く感じるのは、上司の存在の心強さである。
責任者として煮詰まった時、悩みを聞いてくれる上司の存在は、本当にありがたい。
どんな立場の人でも働きやすい方法を考えてくれるのが、クリハラの良さだと感じている。
大事にしている思い
そんなYが仕事をする上で大事にしているのは、クレームを出さないようにすることだ。
異物混入の防止はもちろん、ドレッシングの入れ忘れなどが無いように、日々気を引き締めて取り組む。
責任者として、派遣スタッフたちも気にかけている。
経験のないスタッフに作業を一から教える時には、初心に立ち返って指導する。
慌てずミスのないように、確実に仕事をするのが肝要だ。
その分はベテランのスタッフたちが補えるよう、チームワークを意識して動いている。
今の自分を作り上げたきっかけ
これまで働いてきて最も印象深い出来事は、7〜8年前、当時の社長であった会長から
「パートのチーフをやってみないか」と声をかけられたことだ。
「自分に務まるのだろうかと不安はありましたが、どこまで自分ができるか試してみたいという気持ちで引き受けました」。
今までの働きぶりが評価されたことが、素直に嬉しかった。
そこからは、不安をかき消すかのように必死に勉強をする毎日。
計量室のすべてのテーブルの仕事を把握できるよう、自ら申し出ていろいろなテーブルで作業をした。
必死だったあの頃があって、今の自分がある。
だからこそ、今のYの目標は「会社を良くすること」だ。
自分を支えてくれる会社に恩返しがしたい。
そして自分にできる恩返しは、赤字にならないようクレームを出さない仕事をすることだと考えている。
周りの人への気配りと感謝の気持ちを忘れず、真摯に仕事に励むY。
これからもクリハラの縁の下の力持ちとして、会社を支えていくだろう。
2016年、株式会社クリハラに入社したK.Aは、現在調理室でパートタイマーとして働いている。
3人の子どもを育てるワーキングママとして忙しい毎日を送る、Kの素顔に迫った。
母として、主婦として、パートタイマーとして
結婚して3人の子どもに恵まれたKは、子どもが育ってきたタイミングで、家から近く通勤しやすいクリハラに入社。
パートタイマーとして基本的に月曜から金曜までの週5日、午前10時から午後3時の時間帯で勤務している。
子どもは9歳、7歳、5歳の育ち盛りで、子どもの行事があるときはそちらを優先して仕事を休むようにしている。
そんなKの1日は長い。
朝は小学校に行く子どもに合わせて6時前には起床。
朝食を準備し、子どもを送り出して仕事に向かう準備をする。
5時間働いた後、仕事帰りに保育園に通う下の子のお迎えに行き、家に着くのが午後4時を少し過ぎたくらい。
そこから夕飯作りに洗濯、風呂の準備をして、寝るのはいつも午前0時前後だ。
土日は休日とは言え、小学生の子どもたちのスイミングスクールがある。
スイミングが終われば子どもたちと帰り道に買い物に行き、また一週間が始まる。
そんな忙しい毎日を乗り切る秘訣は、好きなものを目一杯食べること。
また、一番下の子は、Kを癒してくれる存在である。
こうして目まぐるしく過ぎていく中で、自分の時間を取ることは難しい。
だが、自分のペースは大切にして過ごしているという。
自分のペースで
Kの担当は、調理室だ。調理室には社員が2人おり、Kと共に作業に当たる。
主な仕事内容は、人参のボイルやジャガイモを蒸すなど野菜の下ごしらえ、肉じゃが、ジャーマンポテト、麻婆豆腐のたれの計量
だ。
2019年で4年目を迎え、仕事にはだいぶ慣れてきた。
1日の中でも特に忙しいのは午前中。
忙しい時もひたすら作業をこなして乗り切る。
大切にしているのは、これまで通りマイペースで自分なりに頑張ること。
それは今年のKの目標でもある。
自分のペースで仕事をする大切さは、特に子育てをしながら仕事に励むスタッフに伝えたいと感じている。
クリハラの環境に感謝
子育てに家事、仕事と慌ただしい日々の中でも、変わらず自分のペースで歩み続けるK。
それは、働く母親が多く、子ども優先で仕事に励むことができるクリハラの環境があってこそ実現できている。
これからも、この環境に感謝をしながら、Kは自分に任された仕事に全力で取り組んでいくに違いない。
3人の子どもを育てるワーキングママとして忙しい毎日を送る、Kの素顔に迫った。
母として、主婦として、パートタイマーとして
結婚して3人の子どもに恵まれたKは、子どもが育ってきたタイミングで、家から近く通勤しやすいクリハラに入社。
パートタイマーとして基本的に月曜から金曜までの週5日、午前10時から午後3時の時間帯で勤務している。
子どもは9歳、7歳、5歳の育ち盛りで、子どもの行事があるときはそちらを優先して仕事を休むようにしている。
そんなKの1日は長い。
朝は小学校に行く子どもに合わせて6時前には起床。
朝食を準備し、子どもを送り出して仕事に向かう準備をする。
5時間働いた後、仕事帰りに保育園に通う下の子のお迎えに行き、家に着くのが午後4時を少し過ぎたくらい。
そこから夕飯作りに洗濯、風呂の準備をして、寝るのはいつも午前0時前後だ。
土日は休日とは言え、小学生の子どもたちのスイミングスクールがある。
スイミングが終われば子どもたちと帰り道に買い物に行き、また一週間が始まる。
そんな忙しい毎日を乗り切る秘訣は、好きなものを目一杯食べること。
また、一番下の子は、Kを癒してくれる存在である。
こうして目まぐるしく過ぎていく中で、自分の時間を取ることは難しい。
だが、自分のペースは大切にして過ごしているという。
自分のペースで
Kの担当は、調理室だ。調理室には社員が2人おり、Kと共に作業に当たる。
主な仕事内容は、人参のボイルやジャガイモを蒸すなど野菜の下ごしらえ、肉じゃが、ジャーマンポテト、麻婆豆腐のたれの計量
だ。
2019年で4年目を迎え、仕事にはだいぶ慣れてきた。
1日の中でも特に忙しいのは午前中。
忙しい時もひたすら作業をこなして乗り切る。
大切にしているのは、これまで通りマイペースで自分なりに頑張ること。
それは今年のKの目標でもある。
自分のペースで仕事をする大切さは、特に子育てをしながら仕事に励むスタッフに伝えたいと感じている。
クリハラの環境に感謝
子育てに家事、仕事と慌ただしい日々の中でも、変わらず自分のペースで歩み続けるK。
それは、働く母親が多く、子ども優先で仕事に励むことができるクリハラの環境があってこそ実現できている。
これからも、この環境に感謝をしながら、Kは自分に任された仕事に全力で取り組んでいくに違いない。
生産管理室のN.Sは、2017年7月に入社し、現在は「準社員」として仕事をしながら子育てを続けてきた。
限られた時間の中で、自分に与えられた役割を精一杯果たすべく奮闘するNの仕事ぶりに迫る。
ここにいる理由
歯科助手として働いていたNは、出産後に仕事を探していたところ、父と会長が知人であり、自宅や保育園が近いという理由から株式会社クリハラで働くことになった。
担当は、でき上がった商品を配送先の店舗ごとに仕分けるピッキング。
それ以外にも、商品に貼付するシールの作成や、発注票を元に出荷する商品情報を入力する事務作業も行う。
今は準社員として働いているが、パートとして入社した当初は、勤務時間は5時間のみ。
少しずつ時間を延長し、正社員になるために転職を考え始めたとき、準社員で頑張ってみないかと会社から提案があり、現在に至っている。
良い環境に支えられて
クリハラに入社してよかったことは、働きやすさである。
準社員という立場であれば、正社員のように土日の出勤は義務ではなく、シフトも自分の都合に沿って決められる。
さらに、フルタイムのパートより収入が多い。
また、共に働く人たちに恵まれたことも働きやすさに繋がっている。
保育園に通う子どもが体調を崩し、急に休まなければならないとしても、嫌な顔一つせず「お大事にね」と温かく声を掛けてくれる
人ばかりなのだ。
「入社してから、仕事に行くのが嫌だなと思ったことは一度もありません。周囲の人たちのおかげで、毎日楽しく働けていると思います」。
緊張感を保つ重要性
入社してから2年以上経ち、今では業務にも慣れてきたが、過去には何度か失敗の経験もある。
配送先の店舗を間違えてピッキングして、迷惑をかけてしまったのだ。
間違えた商品は営業担当が回収して再配送を行うため、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「気にしないで、とは言ってもらえますが、やはり同じ間違いをしてしまうと気持ちが落ち込んでしまいますね」。
毎日同じ作業の繰り返しの中で、慣れで仕事をしてしまう怖さを実感したNは、この失敗した経験から、焦らずにきちんと確認する大切さを肝に銘じるようになった。
自らの成長のために
今後は、これまで未経験だった仕事にも積極的に取り組んでいきたいと考えている。
一日の業務を終えるときに行う上がり作業や、担当したことがない店舗の仕入れ出しなどだ。
子育てと仕事の両立は決して楽な道ではないが、自分自身のステップアップのため、Nの挑戦はこれからも続いていく。
限られた時間の中で、自分に与えられた役割を精一杯果たすべく奮闘するNの仕事ぶりに迫る。
ここにいる理由
歯科助手として働いていたNは、出産後に仕事を探していたところ、父と会長が知人であり、自宅や保育園が近いという理由から株式会社クリハラで働くことになった。
担当は、でき上がった商品を配送先の店舗ごとに仕分けるピッキング。
それ以外にも、商品に貼付するシールの作成や、発注票を元に出荷する商品情報を入力する事務作業も行う。
今は準社員として働いているが、パートとして入社した当初は、勤務時間は5時間のみ。
少しずつ時間を延長し、正社員になるために転職を考え始めたとき、準社員で頑張ってみないかと会社から提案があり、現在に至っている。
良い環境に支えられて
クリハラに入社してよかったことは、働きやすさである。
準社員という立場であれば、正社員のように土日の出勤は義務ではなく、シフトも自分の都合に沿って決められる。
さらに、フルタイムのパートより収入が多い。
また、共に働く人たちに恵まれたことも働きやすさに繋がっている。
保育園に通う子どもが体調を崩し、急に休まなければならないとしても、嫌な顔一つせず「お大事にね」と温かく声を掛けてくれる
人ばかりなのだ。
「入社してから、仕事に行くのが嫌だなと思ったことは一度もありません。周囲の人たちのおかげで、毎日楽しく働けていると思います」。
緊張感を保つ重要性
入社してから2年以上経ち、今では業務にも慣れてきたが、過去には何度か失敗の経験もある。
配送先の店舗を間違えてピッキングして、迷惑をかけてしまったのだ。
間違えた商品は営業担当が回収して再配送を行うため、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「気にしないで、とは言ってもらえますが、やはり同じ間違いをしてしまうと気持ちが落ち込んでしまいますね」。
毎日同じ作業の繰り返しの中で、慣れで仕事をしてしまう怖さを実感したNは、この失敗した経験から、焦らずにきちんと確認する大切さを肝に銘じるようになった。
自らの成長のために
今後は、これまで未経験だった仕事にも積極的に取り組んでいきたいと考えている。
一日の業務を終えるときに行う上がり作業や、担当したことがない店舗の仕入れ出しなどだ。
子育てと仕事の両立は決して楽な道ではないが、自分自身のステップアップのため、Nの挑戦はこれからも続いていく。
パートタイマーとして2002年から勤務するN.Wは現在、トリミング室での業務に従事している。
前職で長く製造業に携わっていたN。
新たな分野に挑戦してみたいと思い、株式会社クリハラに入社し、食品業界に足を踏み入れた。
仲間がいるから頑張れる
トリミングは全て手作業で行われる。
野菜の傷んでいる個所を目視で確認して切り落としたり、お客様の指定した加工を施したりするのが仕事だ。
現在は茄子のカットを担当しているが、その数およそ1日2000本。
複数人で行うとはいえ、膨大な数を出荷に間に合うようスピーディーに処理する様は、まさにプロの仕事だ。
繁忙期にはこれが数倍にも膨れ上がるが、会社が人員確保や生産計画を綿密に行っているおかげで、乗り切ることができている。
入社当初はまだ体制が整いきれていなかったために、マンパワーが頼みの綱だった。
人手も足りず、ピーク時は夜遅くまで作業にあたったときもある。
どれほど大変な状況でも乗り越えられたのは、仲間の存在にほかならない。
「トリミングのチームは、『皆で協力して仕事をしよう』という雰囲気に溢れています。互いに声をかけ励まし合い、一つの目標に向かって進んでいくのです」。
このチームワークの良さは、入社当時から変わらない。
転職活動をする中でクリハラの面接に臨んだ際にも、そうした職場の雰囲気に惹かれて入社を決意した
ほどだ。たとえ挫けそうになったとしても、ともに頑張ってくれる仲間がいる。
その安心感が、Nの心を強くしてくれた。
成長を実感できる職場
そんな温かい仲間たちに囲まれ、Nは少しずつ技術を磨いてきた。
野菜の切り方は何通りもある。
茄子に入れる切れ込みも、出荷先によって本数が変わる。
どんなメニューに使用されるのかで、乱切りや輪切りなど、カット方法も大きく異なる。
それらを毎日、数千本の茄子を扱う中で使い分けなければならない。
最初はなかなか要領をつかめず、指定の切り方通りにできないときもあったが、今となってはそうしたミスもほとんど起きない。
どんなシーンで間違いが起きるのか。
それを防止するためにはどうしたら良いのか。
試行錯誤を続けたことで、気を付けるべきポイントが明確になり、ベストな方法を見出せたのだ。
日々の業務を通して、確実なスキルアップを実感できるクリハラの仕事。
成長の可能性は無限に広がっている。
「これからも、良い品物を作っていきたいと思っています。トリミングの部署から良い製品を世に送り出す。それが私の目標です」。
努力を積み重ね身につけた技術を武器に、Nは今日も仕事に向き合う。
前職で長く製造業に携わっていたN。
新たな分野に挑戦してみたいと思い、株式会社クリハラに入社し、食品業界に足を踏み入れた。
仲間がいるから頑張れる
トリミングは全て手作業で行われる。
野菜の傷んでいる個所を目視で確認して切り落としたり、お客様の指定した加工を施したりするのが仕事だ。
現在は茄子のカットを担当しているが、その数およそ1日2000本。
複数人で行うとはいえ、膨大な数を出荷に間に合うようスピーディーに処理する様は、まさにプロの仕事だ。
繁忙期にはこれが数倍にも膨れ上がるが、会社が人員確保や生産計画を綿密に行っているおかげで、乗り切ることができている。
入社当初はまだ体制が整いきれていなかったために、マンパワーが頼みの綱だった。
人手も足りず、ピーク時は夜遅くまで作業にあたったときもある。
どれほど大変な状況でも乗り越えられたのは、仲間の存在にほかならない。
「トリミングのチームは、『皆で協力して仕事をしよう』という雰囲気に溢れています。互いに声をかけ励まし合い、一つの目標に向かって進んでいくのです」。
このチームワークの良さは、入社当時から変わらない。
転職活動をする中でクリハラの面接に臨んだ際にも、そうした職場の雰囲気に惹かれて入社を決意した
ほどだ。たとえ挫けそうになったとしても、ともに頑張ってくれる仲間がいる。
その安心感が、Nの心を強くしてくれた。
成長を実感できる職場
そんな温かい仲間たちに囲まれ、Nは少しずつ技術を磨いてきた。
野菜の切り方は何通りもある。
茄子に入れる切れ込みも、出荷先によって本数が変わる。
どんなメニューに使用されるのかで、乱切りや輪切りなど、カット方法も大きく異なる。
それらを毎日、数千本の茄子を扱う中で使い分けなければならない。
最初はなかなか要領をつかめず、指定の切り方通りにできないときもあったが、今となってはそうしたミスもほとんど起きない。
どんなシーンで間違いが起きるのか。
それを防止するためにはどうしたら良いのか。
試行錯誤を続けたことで、気を付けるべきポイントが明確になり、ベストな方法を見出せたのだ。
日々の業務を通して、確実なスキルアップを実感できるクリハラの仕事。
成長の可能性は無限に広がっている。
「これからも、良い品物を作っていきたいと思っています。トリミングの部署から良い製品を世に送り出す。それが私の目標です」。
努力を積み重ね身につけた技術を武器に、Nは今日も仕事に向き合う。
株式会社クリハラで青果仕入れを担当するT.T。
入社したのは6年ほど前のことだ。
カット野菜製品の肝となる仕入れ業務においてTが重要視するのは、どのようなことなのだろうか。
経験から得たデータと勘
Tは日頃から青果の価格・収穫量の動向に目を光らせ、記録を欠かさず取っている。
翌年以降の仕入れの参考にするためだ。
会社の利益は第一だが、品質も疎かにはしたくない。
旬の野菜は、価格と品質のバランスが命。
最適なものを調達するためにも、産地と天候の情報、そして長年蓄積したデータ、社内のやりとりから総合判断し、受注予測を立てて仕入れ内容を決めている。
現場へは市場や卸売業者、商社などと連携し、適正量を予測しながら指示を出す。
「加工用の原料を欠かさないようにするには、様々な情報から価格と量を調整する“読み”が勝負。当たれば『よし!』と嬉しくなります」。
天候を先読みしながら動く
仕入れ担当泣かせ、なもののひとつに気象状況の変化がある。
猛暑、寒波、大雨や台風といった天候不順を先読みして仕入れに反映していくのも、Tの腕の見せ所だ。
天候が変わってから動くのでは遅い。
各社が引っ張り合って価格が上昇するのを防ぐためにも、事前にコントロールしておくことがポイントになる。
「発生時から常に気にかけていたのが、去年2つやって来た大型台風。天候が悪化する前から野菜をある程度仕入れておいたことで、台風の数日間をしのぐことができました」。
無駄を出さない努力
廃棄はTが最も恐れる部分だ。多いときで200キロ近く無駄が出てしまうこともある。
主な原因は、検討を重ねて多めに入荷したにも関わらず、思ったほど発注が伸びない、仕入れた野菜の状態が悪かったために商品として加工できる部分が少ない、など。
会社に与える損害も大きく、せっかく仕入れたものを無駄にしてしまうことにも心が痛む。
「廃棄をたくさん出してしまったときは、自分の甘さを反省するほかありません。そうしたミスをなくすためにも、情報を間違いのない方向で活用し、仕入れの適正量を見分けるスキルをさらに磨いていかなければならないと思っています」。
さらなるスキルアップを目指す
今後の目標は、野菜についての知識をより深め、適性産地と適正価格を記録に頼らず答えられるようになること。
自身をデータベース化し、そこに新たな情報をプラスしながら、尋ねられたことには瞬時に答えられるようになることを目指す。
「営業担当者の希望は最大限に叶えてあげたい。でも、自分の知識が乏しいばかりにできないとなると、それは悔しいことですからね。仲間に喜ばれる仕事をすることが私のやりがい。仕事が人生を豊かにしてくれます」。
さらなる高みを目指すT。クリハラの成長を加速させるべく、これからも邁進していくことだろう。
入社したのは6年ほど前のことだ。
カット野菜製品の肝となる仕入れ業務においてTが重要視するのは、どのようなことなのだろうか。
経験から得たデータと勘
Tは日頃から青果の価格・収穫量の動向に目を光らせ、記録を欠かさず取っている。
翌年以降の仕入れの参考にするためだ。
会社の利益は第一だが、品質も疎かにはしたくない。
旬の野菜は、価格と品質のバランスが命。
最適なものを調達するためにも、産地と天候の情報、そして長年蓄積したデータ、社内のやりとりから総合判断し、受注予測を立てて仕入れ内容を決めている。
現場へは市場や卸売業者、商社などと連携し、適正量を予測しながら指示を出す。
「加工用の原料を欠かさないようにするには、様々な情報から価格と量を調整する“読み”が勝負。当たれば『よし!』と嬉しくなります」。
天候を先読みしながら動く
仕入れ担当泣かせ、なもののひとつに気象状況の変化がある。
猛暑、寒波、大雨や台風といった天候不順を先読みして仕入れに反映していくのも、Tの腕の見せ所だ。
天候が変わってから動くのでは遅い。
各社が引っ張り合って価格が上昇するのを防ぐためにも、事前にコントロールしておくことがポイントになる。
「発生時から常に気にかけていたのが、去年2つやって来た大型台風。天候が悪化する前から野菜をある程度仕入れておいたことで、台風の数日間をしのぐことができました」。
無駄を出さない努力
廃棄はTが最も恐れる部分だ。多いときで200キロ近く無駄が出てしまうこともある。
主な原因は、検討を重ねて多めに入荷したにも関わらず、思ったほど発注が伸びない、仕入れた野菜の状態が悪かったために商品として加工できる部分が少ない、など。
会社に与える損害も大きく、せっかく仕入れたものを無駄にしてしまうことにも心が痛む。
「廃棄をたくさん出してしまったときは、自分の甘さを反省するほかありません。そうしたミスをなくすためにも、情報を間違いのない方向で活用し、仕入れの適正量を見分けるスキルをさらに磨いていかなければならないと思っています」。
さらなるスキルアップを目指す
今後の目標は、野菜についての知識をより深め、適性産地と適正価格を記録に頼らず答えられるようになること。
自身をデータベース化し、そこに新たな情報をプラスしながら、尋ねられたことには瞬時に答えられるようになることを目指す。
「営業担当者の希望は最大限に叶えてあげたい。でも、自分の知識が乏しいばかりにできないとなると、それは悔しいことですからね。仲間に喜ばれる仕事をすることが私のやりがい。仕事が人生を豊かにしてくれます」。
さらなる高みを目指すT。クリハラの成長を加速させるべく、これからも邁進していくことだろう。
2011年に株式会社クリハラに入社したO.M。
子育てをしながらパックセンターでパートタイマーとして働いている。
気がつけば入社当初は想像もしなかったほど長く働いているという。
Oに、仕事が続けられた理由とその思いを聞いた。
会社の環境に惹かれて
結婚後はまだ手がかかる小さな子どもを抱えていたこともあり、家でできる内職の仕事を行っていたO。
一番下の子が小学校に入学するタイミングで、外に出て働こうと職探しをしていた際に、クリハラで働いている知り合いとのつながりが縁となり、面接することになった。
働く時間や休日に融通がきく環境に惹かれ、そのまま入社を決意した。
入社当初から、パックセンターに配属で、今は主にジャガイモ作業を担当している。
伝票を見て1日の仕事を確認したら、ジャガイモを機械にかけて皮をむき、指示通りの重さにカットする。
最初はいちいち計りにかけて重さをチェックしていたが、今では感覚で重さがわかるようになってきた。
長く働いてきた経験が、技術的にも心情的にもOを大きく成長させてきたのだ。
長く続けてこられた理由
勤務の条件には惹かれたものの、実は入社当初は、それまで内職の仕事に従事していたため、たくさんの人と仕事を行うことが正直不安だった。
サービス業のように人に愛想よく振る舞わなければならない仕事は、性格的に向いていない。
クリハラでは野菜を扱う仕事だが、それでも人と一緒に仕事をするのは久しぶり。
どうなることかと思っていたが、こんなに長く働くことになるとは想像していなかったという。
「長く働き続けられた理由は、人に恵まれたから。一緒に働いている方たちは、みなさん本当に優しくて明るい人たちなのです」。
仕事でミスをしてしまっても、「大丈夫、大丈夫」と現場のみんなが一緒に手伝ってくれたこともあった。
今では、自分より後に入ってきた人たちにアドバイスをすることもある。
自分自身を丸ごと受け入れてくれるスタッフたちに支えられて、今のOがいる。
自分にフィットした環境と働き方がやりがいに
入社時は小学校に入る直前だった下の子も、今では中学生になった。
仕事に慣れるまでは、子育てとの両立がうまくいかずにイライラしてしまうこともあったが、振り返るとそれも懐かしい思い出だ。
「一緒に働くスタッフには、子育ての相談もします。生活のために働く部分はもちろんありますが、ささいなことでも話せる環境で働くことで、気持ちが楽になることがありますね」。
自分自身の都合に合わせて働ける環境と、ほどよい距離感のスタッフがいるからこそ、今日までクリハラで働き続けてこられた。
これからもOは自分に任されている仕事を全うし、楽しみながら仕事を続けていくことだろう。
新卒で株式会社クリハラに入社して以来、約10 年にわたって惣菜キットの製造に携わってきたI.M。
現在はセット室で、フルタイムのパートタイマーとして勤務している。
今回は、仕事をする上で大切にしていることや、今後の目標について聞いた。
入社のきっかけをくれた従妹
Iが入社を決めたのは、クリハラに勤務していた従妹がきっかけだった。
「主に野菜を取り扱う会社で、大変だけどやりがいがある。社員のみんなが親切で優しい」という話を聞き、興味を惹かれたのだ。
入社後は、惣菜キットに使用する野菜の計量を行う計量室に配属。
当初は8時半から15時までの時短勤務だった。
社会人になって初めて経験する職場ということもあり、野菜の種類を把握しきれず、最初のうちは間違えてしまうことも多々あった。それでも、従妹から聞いていた通り親切な社員が多く、周囲に支えられながら日々の業務に取り組んだ。
その後会社からの提案を受け、フルタイムでのパート勤務に。
勤務時間が長くなった分、作業を終えた後の片付けや、翌日の準備にも気を配るようになったという。
作業はミスなく、時間内に
入社して5年ほど経った頃、計量室の後工程であるセット室に異動になった。
セット室は、計量室から送られてきた材料をレシピ通りに揃えてまとめ、次の工程に流す部署だ。
特に気をつけているのは、数や重量などの確認を必ず行うこと。
以前、計量室から送られてきたものをきちんと確認しないまま次の工程に流したところ、内容に誤りがあり、送り返されたことがあっ
た。
このときの経験から、いかなる場合でも自分の目で必ず確認することを大切にしている。
また、1日にセットする数が多いため、作業は時間との戦いでもある。
ミスがないようしっかりとチェックを行いつつ、時間内に終わらせるべく意識して取り組んでいる。
目標に向かって
職業柄、スーパーで買い物をしているときにカット野菜を見て「会社と同じものを使っているな」「こんな切り方をするんだな」と考えることが多いというI。
会社の取引先であるスーパーに行った際には、惣菜やお弁当を見て「これは私がセットした野菜で作られているのかもしれない」と嬉しくなることもある。
今後の目標については「正確さが求められる部署なので、間違いがないよう今まで以上にしっかりと仕事に取り組んでいきます」と語ったI。
これからも誠心誠意仕事に向き合い、より多くのことを吸収していくに違いない。
現在はセット室で、フルタイムのパートタイマーとして勤務している。
今回は、仕事をする上で大切にしていることや、今後の目標について聞いた。
入社のきっかけをくれた従妹
Iが入社を決めたのは、クリハラに勤務していた従妹がきっかけだった。
「主に野菜を取り扱う会社で、大変だけどやりがいがある。社員のみんなが親切で優しい」という話を聞き、興味を惹かれたのだ。
入社後は、惣菜キットに使用する野菜の計量を行う計量室に配属。
当初は8時半から15時までの時短勤務だった。
社会人になって初めて経験する職場ということもあり、野菜の種類を把握しきれず、最初のうちは間違えてしまうことも多々あった。それでも、従妹から聞いていた通り親切な社員が多く、周囲に支えられながら日々の業務に取り組んだ。
その後会社からの提案を受け、フルタイムでのパート勤務に。
勤務時間が長くなった分、作業を終えた後の片付けや、翌日の準備にも気を配るようになったという。
作業はミスなく、時間内に
入社して5年ほど経った頃、計量室の後工程であるセット室に異動になった。
セット室は、計量室から送られてきた材料をレシピ通りに揃えてまとめ、次の工程に流す部署だ。
特に気をつけているのは、数や重量などの確認を必ず行うこと。
以前、計量室から送られてきたものをきちんと確認しないまま次の工程に流したところ、内容に誤りがあり、送り返されたことがあっ
た。
このときの経験から、いかなる場合でも自分の目で必ず確認することを大切にしている。
また、1日にセットする数が多いため、作業は時間との戦いでもある。
ミスがないようしっかりとチェックを行いつつ、時間内に終わらせるべく意識して取り組んでいる。
目標に向かって
職業柄、スーパーで買い物をしているときにカット野菜を見て「会社と同じものを使っているな」「こんな切り方をするんだな」と考えることが多いというI。
会社の取引先であるスーパーに行った際には、惣菜やお弁当を見て「これは私がセットした野菜で作られているのかもしれない」と嬉しくなることもある。
今後の目標については「正確さが求められる部署なので、間違いがないよう今まで以上にしっかりと仕事に取り組んでいきます」と語ったI。
これからも誠心誠意仕事に向き合い、より多くのことを吸収していくに違いない。
2014年に入社したF.T。
新人には「一つずつでいいから、できるようになっていこう」と親身になって声をかけ、日々堅実に仕事に取り組んでいる。
そんなFに、思い出に残る出来事や今後の目標について聞いた。
現場の最初と最後を担う生産管理室
事務職として株式会社クリハラに勤めていたFの母は、「最近、会社が忙しくてね。人手も足りないのよ」と漏らしていた。
当時ちょうど就職先を探していたFは、母の言葉をきっかけにクリハラに入社することになる。
配属先は生産管理室。
商品を製造するための指示書の作成とラベルの発行、そして各部署を経由して出来上がった商品を、客先ごとに分けてドライバーに引き渡すところまでを担う。
「立っている時間も長く、体力勝負の仕事です。慣れるまで大変でした。今ではかなり鍛えられましたね」。
気を付けても起こり得るヒューマンエラー
商品がすべて揃った状態で出荷するのは大前提だが、過去には商品を積み残したままトラックが出てしまったことがある。
その量はダンボール1箱分。
わずかとはいえ届かなければ信用問題になってしまう。
出発から2時間後に気付いたFは、商品を抱えてすぐさま車に飛び乗り、東京の配送センターを目指した。
「どうか間に合うように」と祈る気持ちで3時間ハンドルを握り、間一髪で滑り込むことができた。
子どもの頃はパソコンがおもちゃ代わり
部署として欠かせない業務に、パソコンでの登録作業がある。
入社当初から、Fは機器の扱いに長けていた。
父は新しい物が好きで、幼い頃から家にはパソコンがあり、遊びながら自然に技術が身に付いていたのだ。
その技術を活かし、社内の現行フォーマットを新しい様式にする計画が持ち上がった際は、Fが作成を手がけた。
自分でもよくできたのではないかと、手応えを感じたという。
旧友たちと過ごすかけがえのない時間
目まぐるしく仕事に追われているFにとって、地元の友人たちと過ごす時間は、心の支えとなっている。
「お互いに休みを合わせて、月に1回は遊んでいます。共通の趣味の話なんかをしていますね。仲間たちは大切な存在です」。
高校時代の友人もいれば、幼稚園の頃から知る幼なじみもいる。
お互い大人になり、社会の荒波に揉まれてそれぞれのフィールドでたくましく戦っているが、顔を合わせた瞬間には昔と変わらない笑顔がこぼれるのだ。
2017年に中途入社し、計量室で働くH.K。
指示書に沿った計量は慎重さが求められる仕事であり、集荷トラックが来るまでの迅速な対応も大切な任務だ。
かつての同僚とともに再び
入社のきっかけは、以前の職場でともに働いた友人からの紹介だった。
約20年もの付き合いとなる従業員I.Tだ。
以前の職場を退職した後Tは温泉施設に、Iは株式会社クリハラに就職した。
温泉施設でのシフト体系が変わったことで勤務時間が少なくなったため、「収入も減ってしまい困っている」とIに相談したところ、このような一言が返ってきた。
「うちの会社は忙しいよ。来てみれば?」
それを聞いたHはすぐにクリハラへ連絡し、縁あって入社できる運びとなったのである。
部署は異なるが、数年ぶりにIと同じ会社で働くことに。
言葉通り、忙しい日々が幕を開ける。
前職の後任を探すため、入社から3か月間はダブルワークが続いたという。
息のあった連携プレー
計量を担当するのは、Hを含めて2人。
計量器を挟み、向かい合っての作業だ。
玉ねぎ、長ねぎ、葉菜類、筍など、様々な野菜が用途に合わせてカットされ、コンテナに入っている。
それを指示書に沿って計量し、パッキングしていく。
息を合わせつつ交互に計量機を使用し、野菜の種類が変わる時は器具や手を洗浄。
更に念入りな消毒を行う。
「一人が洗浄を担当している間に、もう一人は次の作業の準備を開始。量を間違えないよう、細心の注意を払っています」。
無駄のない動きで作業を進め、大量の野菜を詰めていく毎日だ。
準備中の不幸な事故
ある日、仕事の準備をしていたHを悲劇が襲う。
うっかり作業場で転倒した瞬間、「ゴリッ」という鈍い音が。
その直後、全く腕が上がらなくなってしまった。
検査の結果は、右肩の骨折。自分の不注意で仕事に穴を開けてしまい、やるせない気持ちに。
療養中は「とにかく早く復帰したい」という一心だった。
休んでいる期間が長引くほど、職場復帰への不安は募るばかり。
「品目や機械が変わるかもしれない。ついていけるだろうか」。
そんな時に心の支えとなったのが、職場の状況を報告してくれた仲間たちである。常に情報を届けてくれたことで、復帰へのイメージトレーニングができたのだった。
怪我を乗り越えて
その後、約3か月間に及ぶ療養期間が終了し、念願の復帰を果たす。
まだ完治とはいかないものの、自宅でのトレーニングや病院でのリハビリの成果は上々。
仕事柄、重いものを運ぶ機会が多い中、ともに働く仲間たちの協力体制も万全だ。
療養中には「しっかり治してきてね」と温かい声をかけられ、安心して休めたという。
「怪我をしないよう気をつけながら、日々のノルマをミスなく、時間通りに出荷できるるよう、これからも頑張っていきたいと思います」。
困難を乗り越えた今、支えてくれた仲間たちに恩返しをするため、Hは今日も懸命に作業を続けている。
指示書に沿った計量は慎重さが求められる仕事であり、集荷トラックが来るまでの迅速な対応も大切な任務だ。
かつての同僚とともに再び
入社のきっかけは、以前の職場でともに働いた友人からの紹介だった。
約20年もの付き合いとなる従業員I.Tだ。
以前の職場を退職した後Tは温泉施設に、Iは株式会社クリハラに就職した。
温泉施設でのシフト体系が変わったことで勤務時間が少なくなったため、「収入も減ってしまい困っている」とIに相談したところ、このような一言が返ってきた。
「うちの会社は忙しいよ。来てみれば?」
それを聞いたHはすぐにクリハラへ連絡し、縁あって入社できる運びとなったのである。
部署は異なるが、数年ぶりにIと同じ会社で働くことに。
言葉通り、忙しい日々が幕を開ける。
前職の後任を探すため、入社から3か月間はダブルワークが続いたという。
息のあった連携プレー
計量を担当するのは、Hを含めて2人。
計量器を挟み、向かい合っての作業だ。
玉ねぎ、長ねぎ、葉菜類、筍など、様々な野菜が用途に合わせてカットされ、コンテナに入っている。
それを指示書に沿って計量し、パッキングしていく。
息を合わせつつ交互に計量機を使用し、野菜の種類が変わる時は器具や手を洗浄。
更に念入りな消毒を行う。
「一人が洗浄を担当している間に、もう一人は次の作業の準備を開始。量を間違えないよう、細心の注意を払っています」。
無駄のない動きで作業を進め、大量の野菜を詰めていく毎日だ。
準備中の不幸な事故
ある日、仕事の準備をしていたHを悲劇が襲う。
うっかり作業場で転倒した瞬間、「ゴリッ」という鈍い音が。
その直後、全く腕が上がらなくなってしまった。
検査の結果は、右肩の骨折。自分の不注意で仕事に穴を開けてしまい、やるせない気持ちに。
療養中は「とにかく早く復帰したい」という一心だった。
休んでいる期間が長引くほど、職場復帰への不安は募るばかり。
「品目や機械が変わるかもしれない。ついていけるだろうか」。
そんな時に心の支えとなったのが、職場の状況を報告してくれた仲間たちである。常に情報を届けてくれたことで、復帰へのイメージトレーニングができたのだった。
怪我を乗り越えて
その後、約3か月間に及ぶ療養期間が終了し、念願の復帰を果たす。
まだ完治とはいかないものの、自宅でのトレーニングや病院でのリハビリの成果は上々。
仕事柄、重いものを運ぶ機会が多い中、ともに働く仲間たちの協力体制も万全だ。
療養中には「しっかり治してきてね」と温かい声をかけられ、安心して休めたという。
「怪我をしないよう気をつけながら、日々のノルマをミスなく、時間通りに出荷できるるよう、これからも頑張っていきたいと思います」。
困難を乗り越えた今、支えてくれた仲間たちに恩返しをするため、Hは今日も懸命に作業を続けている。
株式会社クリハラのパックセンターに勤めるK.M。
パート社員から準社員へと登用された背景や、そのときの思い、今後の目標について話を聞いた。
準社員登用の後押しになったのは
Kがパート社員としてクリハラに入社したのは、9年ほど前のことだ。
以来、主に包丁を使用した野菜類の加工を担ってきた。
もともと自宅でも頻繁に料理を作っていたため、包丁の使用や調理には抵抗がなかったという。
野菜加工における様々な規格を覚えるのに最初は苦労したものの、実務を通して徐々に身につけ、入社から2〜3年が経つ頃
にはスムーズに業務を行えるようになっていた。
2020年になってからは、転機が訪れる。
パックセンター内の準社員が異動するにあたって、会社から準社員登用の打診を受けたのだ。
そのときの正直な気持ちについて「不安しかなかった」と語るK。
準社員になれば、担当する業務が増えて責任が重くなるだけでなく、ときにはスタッフの上に立って指示をしなくてはならない。
「年上のスタッフも多い中で、私にその役割が務まるのだろうか」。
不安な気持ちを抱えるKの背中を押してくれたのは、同じく準社員であるHだった。
「私が支えるから大丈夫だよ」。
その言葉に励まされ、チャレンジすることを決意。
こうして2020年8月より、準社員として新たな一歩を踏み出したのである。
周囲の変化、自分の変化
準社員になってからは、フォークリフトの免許を取得。
これまでの野菜加工業務に加えて、フォークリフトを使った商品の移動や整理も担っている。
さらに、市場への野菜の発注をすることも。
そして、登用される前に最も気がかりだった、スタッフへの指示も行っているという。
実際に今の立場になってみると、周囲の反応は温かいものだと実感する。
「頑張ってね」と声をかけてもらえることも多い。
指示を出すと「分かったよ」とにこやかに動いてくれるスタッフがほとんどだ。
また、K自身にも変化があった。
作業全体の進捗具合を見て、進みが遅いところには人を割り振り、手が空いているスタッフには作業を指示する中で、これまで以上に広い視野を持って業務に臨めるように。
スタッフへの接し方も、一人ひとりの作業状態をチェックするため、より密なコミュニケーションを取るよう心掛けた。
立場が変わったことで、仕事に対する意識も変わり、自身が成長するのをはっきりと感じられたのだった。
スタッフみんなから信頼されるように
この先の目標について「まだまだ準社員としての仕事に慣れていない部分も大きいので、早く一人前になって、スタッフみんなか
ら信頼されるような人物になりたい」と話す。
Kの挑戦は、まだ始まったばかりである。
これからも成長を続け、会社の発展に貢献していくに違いない。
設立当初からの従業員として、株式会社クリハラと共に長年過ごしてきたS.T。
「働きやすい環境があったからこそ、長く続けることができた」と語る。
そんなSと、クリハラの成長を振り返る。
冬は寒さに耐えながら
入社以来、トリミング室で野菜の下処理を担当してきた。
ネギの根を切り落としたり、キャベツの芯を抜いたりする下処理は、次に行うカット室での作業をスムーズに進めるためにも、なくてはならない大切な工程だ。
「以前は、冷蔵庫が作業場から離れていたので、一旦外に出なければいけませんでした。
作業場も頻繁に人が出入りするため、常に冷たい風が吹き込んできます。冬場の作業はとても辛かったという印象ですね」。
会社を建て替える前の様子を、こう振り返るS。
ハード面の環境が整う以前は、何キロもある野菜を冷蔵庫から作業場へ運ぶだけで一苦労だった。
しかし、建て替えにより作業動線に無駄がなくなり、効率よく作業ができるように。
また、衛生面や安全面も少しずつ改善され、組織としてもより体制が整っていった。
こうした組織の取り組みは、製品の品質改善にも繋がる。
自分の勤める会社が着実に成長し、品質を高めていく。
従業員の一人であるSにとって、その成長に貢献できること、
そして会社が発展する姿を見られるのは、大いに喜ばしいことだ。
周囲のサポートがあるからこそ続けられる
トリミング室で処理された後、野菜はカット室に運ばれていく。
Sは、できるだけ丁寧に、きれいな状態でカット室に野菜を渡せるよう心がけている。
それは、次に作業する人のことを常に考えているからだ。
しかし、その分、どうしても時間がかかってしまう場合もある。
求められるスピードに追いつかず、時には落ち込んでしまうことも。
それでも仕事を続けていられるのは、周囲の温かいサポートがあるからだ。
年齢と共に重たいものを運ぶのも大変になってくるが、そのような作業は、若手が率先して引き受けてくれるという。
「皆が協力してくれる体制があってこそ、辛いと思う時期も乗り越えられたのだと思います」。
そう語るSは、仲間への感謝の気持ちに溢れている。
「働きやすい環境があったからこそ、長く続けることができた」と語る。
そんなSと、クリハラの成長を振り返る。
冬は寒さに耐えながら
入社以来、トリミング室で野菜の下処理を担当してきた。
ネギの根を切り落としたり、キャベツの芯を抜いたりする下処理は、次に行うカット室での作業をスムーズに進めるためにも、なくてはならない大切な工程だ。
「以前は、冷蔵庫が作業場から離れていたので、一旦外に出なければいけませんでした。
作業場も頻繁に人が出入りするため、常に冷たい風が吹き込んできます。冬場の作業はとても辛かったという印象ですね」。
会社を建て替える前の様子を、こう振り返るS。
ハード面の環境が整う以前は、何キロもある野菜を冷蔵庫から作業場へ運ぶだけで一苦労だった。
しかし、建て替えにより作業動線に無駄がなくなり、効率よく作業ができるように。
また、衛生面や安全面も少しずつ改善され、組織としてもより体制が整っていった。
こうした組織の取り組みは、製品の品質改善にも繋がる。
自分の勤める会社が着実に成長し、品質を高めていく。
従業員の一人であるSにとって、その成長に貢献できること、
そして会社が発展する姿を見られるのは、大いに喜ばしいことだ。
周囲のサポートがあるからこそ続けられる
トリミング室で処理された後、野菜はカット室に運ばれていく。
Sは、できるだけ丁寧に、きれいな状態でカット室に野菜を渡せるよう心がけている。
それは、次に作業する人のことを常に考えているからだ。
しかし、その分、どうしても時間がかかってしまう場合もある。
求められるスピードに追いつかず、時には落ち込んでしまうことも。
それでも仕事を続けていられるのは、周囲の温かいサポートがあるからだ。
年齢と共に重たいものを運ぶのも大変になってくるが、そのような作業は、若手が率先して引き受けてくれるという。
「皆が協力してくれる体制があってこそ、辛いと思う時期も乗り越えられたのだと思います」。
そう語るSは、仲間への感謝の気持ちに溢れている。
株式会社クリハラにパートタイマーとして入社して以来、ひたむきに働き続けてきたM.Y。
主に担当するのは、総菜キットやカット野菜に使用する野菜の計量だ。
長く働き続けるコツや、日々の業務について話を聞いた。
転職に踏み切ったきっかけ
前職でも似たような仕事を経験していたM。
10年以上もの長きにわたり勤務した職場だったが、求人案内で勤務時間の都合がつけられるクリハラの情報を目にし、転職を決めた。
面接の際は、担当者が穏やかで優しい雰囲気だったので、身構えずに臨むことができた。
「午前の時間帯にしか働けないという都合にも柔軟に応じていただき、非常に感謝しています」。
良好な人間関係を築ける環境が魅力
計量室ではいまやベテランとなったMだが、完璧にはいかない日も時にはある。
入社時と比べると取り扱う製品の種類も増え、解凍しておくべき食材を冷凍庫から出し忘れたりするミスもあるという。
「失敗しても落ち込まず、長く働き続けられる一番の理由は、やはりこの仕事が好きだからでしょう」。
従業員はみんな優しく、互いに思いやる気持ちがある。それが、この会社ならではの良いところだ。
探し物があれば、どこにしまってあるかを知る人が、すぐにありかを教えてくれる。
誰かが困っていれば、Mもすぐに手を差し伸べる。
従業員一人ひとりが「人との接点を大切にしよう」と心がけ、コミュニケーションを積極的に取ろうとする、働きやすい環境があるの
だ。
「人の悪い一面だけを見て“嫌い”と決めつけたくはありません。
私自身がそういう性格だから、ちょっとしたことでも話しかけて、みんなの良いところを探したいと思ってしまうんです」。
仲間たちへの感謝を胸に
運動音痴で、プライベートで体を動かす機会はほとんどない。
しかし、この先も長く働き続けていくためには健康管理をしっかりと行い、体調にも気を配っていきたいという。
「普段、スポーツなどはしていませんが、今のところ不調はありません。勤務中に立ち仕事で体を動かしているので、もしかすると、それが適度な運動になっているかもしれませんね」。
人に指図するよりは、自分が動いてしまおうという性分。
短い勤務時間の中、急いで仕事を終えなければならず、慌ただしく動き回っていることも多い。
周囲もそれを理解し、「早く仕事を終わらせよう」と一致団結してサポートしてくれる。
いつも優しく支えてくれるクリハラのメンバーには、感謝の念が絶えない。
主に担当するのは、総菜キットやカット野菜に使用する野菜の計量だ。
長く働き続けるコツや、日々の業務について話を聞いた。
転職に踏み切ったきっかけ
前職でも似たような仕事を経験していたM。
10年以上もの長きにわたり勤務した職場だったが、求人案内で勤務時間の都合がつけられるクリハラの情報を目にし、転職を決めた。
面接の際は、担当者が穏やかで優しい雰囲気だったので、身構えずに臨むことができた。
「午前の時間帯にしか働けないという都合にも柔軟に応じていただき、非常に感謝しています」。
良好な人間関係を築ける環境が魅力
計量室ではいまやベテランとなったMだが、完璧にはいかない日も時にはある。
入社時と比べると取り扱う製品の種類も増え、解凍しておくべき食材を冷凍庫から出し忘れたりするミスもあるという。
「失敗しても落ち込まず、長く働き続けられる一番の理由は、やはりこの仕事が好きだからでしょう」。
従業員はみんな優しく、互いに思いやる気持ちがある。それが、この会社ならではの良いところだ。
探し物があれば、どこにしまってあるかを知る人が、すぐにありかを教えてくれる。
誰かが困っていれば、Mもすぐに手を差し伸べる。
従業員一人ひとりが「人との接点を大切にしよう」と心がけ、コミュニケーションを積極的に取ろうとする、働きやすい環境があるの
だ。
「人の悪い一面だけを見て“嫌い”と決めつけたくはありません。
私自身がそういう性格だから、ちょっとしたことでも話しかけて、みんなの良いところを探したいと思ってしまうんです」。
仲間たちへの感謝を胸に
運動音痴で、プライベートで体を動かす機会はほとんどない。
しかし、この先も長く働き続けていくためには健康管理をしっかりと行い、体調にも気を配っていきたいという。
「普段、スポーツなどはしていませんが、今のところ不調はありません。勤務中に立ち仕事で体を動かしているので、もしかすると、それが適度な運動になっているかもしれませんね」。
人に指図するよりは、自分が動いてしまおうという性分。
短い勤務時間の中、急いで仕事を終えなければならず、慌ただしく動き回っていることも多い。
周囲もそれを理解し、「早く仕事を終わらせよう」と一致団結してサポートしてくれる。
いつも優しく支えてくれるクリハラのメンバーには、感謝の念が絶えない。
2009 年(平成21 年)、株式会社クリハラにパックセンターに入社したT.F。
パートタイマーとして勤務し、野菜のカットや袋詰め業務に携わっている。
「クリハラ・オブ・ザ・イヤー」でパックセンター部門の初代受賞者に選ばれたTに、仕事への思いや長く仕事を続ける秘訣を聞いた。
自分に合った仕事
独身時代は倉庫の品出し業務に携わっていた。
その後、はんだ付けや化粧品の組み立て作業に従事したが、仕事は徐々に減少していく。
そんな折に、職業安定所で紹介された求人が、クリハラだった。
レジか包丁を使う仕事のどちらかを提案され、包丁を使う方を選んだ。
初めての業務だったが、コツコツと作業をするのが好きな自分に合っていると思ったという。
正確なカットは目の感覚から
主に担当しているのは、かぼちゃやさつまいものカット作業だ。
同じかぼちゃでも半分に切ったり、パック詰めの量に合わせて切ったりするため切り方は様々。
1パックは10枚入りで800グラム、600グラムなど。
1枚の重さが80グラム、60グラム、厚さも10ミリ、8ミリなどと決まっている。
機械は使わず、包丁を使い1枚ずつ手作業で切っていく。
正確に切るのは慣れないと難しく、厚めになりがちだ。
最初は苦戦したが、先輩に教わりながら少しずつ技術を習得した。
大事なのは目の感覚。
上の方に目線を置き、包丁の刃を垂直に当ててそのまま縦に降ろす。
その感覚が身に付けば、まっすぐ一定の厚さにカットできるのだ。
今では固いかぼちゃも正確に切れるようになった。
また、気を付けているのは切る技術だけではない。
衛生面では、手洗いはもちろんまな板や包丁のアルコール消毒をこまめに行い、清潔な環境を保つよう心掛けている。
失敗しても大丈夫
野菜を規定通りの厚さに切れず、やり直しになる時もあるが、Tは失敗も前向きに捉えている。
「1回失敗すると頭に入るので、同じ間違いは起こさないと思います」。
どこが悪かったのか自分で考えれば、次からは気を付けるようになる。
同じ失敗を繰り返さず、技術も向上していくのだ。
誰でも最初から上手にできるわけではない。
新人に教える時は、失敗を恐れる必要はないと伝えている。
仲間と支え合って
長く仕事を続けて来られたのは、仲間の支えが大きい。
いつもみんなで助け合い、励まし合ってきた。
「仲間の励ましがあると、もっと頑張ろうという気持ちになりますね」。
今では自身よりベテランの人は2〜3人で、若い世代が増えてきた。
職場に活気が出てきたと感じており、とても嬉しい。
あとどれぐらい働けるかは分からないが、健康に気を付けて、みんなに元気をもらいながらできるだけ長く仕事を続けたいと思っている。
立ちっぱなしで忙しいパックセンターでの業務は決して楽ではない。
しかし、仲間と助け合える温かい雰囲気の中で、自然と仕事を続けて来られた。
Tはこれからもはつらつと仕事に取り組み、若い世代のお手本となっていくだろう。
パートタイマーとして勤務し、野菜のカットや袋詰め業務に携わっている。
「クリハラ・オブ・ザ・イヤー」でパックセンター部門の初代受賞者に選ばれたTに、仕事への思いや長く仕事を続ける秘訣を聞いた。
自分に合った仕事
独身時代は倉庫の品出し業務に携わっていた。
その後、はんだ付けや化粧品の組み立て作業に従事したが、仕事は徐々に減少していく。
そんな折に、職業安定所で紹介された求人が、クリハラだった。
レジか包丁を使う仕事のどちらかを提案され、包丁を使う方を選んだ。
初めての業務だったが、コツコツと作業をするのが好きな自分に合っていると思ったという。
正確なカットは目の感覚から
主に担当しているのは、かぼちゃやさつまいものカット作業だ。
同じかぼちゃでも半分に切ったり、パック詰めの量に合わせて切ったりするため切り方は様々。
1パックは10枚入りで800グラム、600グラムなど。
1枚の重さが80グラム、60グラム、厚さも10ミリ、8ミリなどと決まっている。
機械は使わず、包丁を使い1枚ずつ手作業で切っていく。
正確に切るのは慣れないと難しく、厚めになりがちだ。
最初は苦戦したが、先輩に教わりながら少しずつ技術を習得した。
大事なのは目の感覚。
上の方に目線を置き、包丁の刃を垂直に当ててそのまま縦に降ろす。
その感覚が身に付けば、まっすぐ一定の厚さにカットできるのだ。
今では固いかぼちゃも正確に切れるようになった。
また、気を付けているのは切る技術だけではない。
衛生面では、手洗いはもちろんまな板や包丁のアルコール消毒をこまめに行い、清潔な環境を保つよう心掛けている。
失敗しても大丈夫
野菜を規定通りの厚さに切れず、やり直しになる時もあるが、Tは失敗も前向きに捉えている。
「1回失敗すると頭に入るので、同じ間違いは起こさないと思います」。
どこが悪かったのか自分で考えれば、次からは気を付けるようになる。
同じ失敗を繰り返さず、技術も向上していくのだ。
誰でも最初から上手にできるわけではない。
新人に教える時は、失敗を恐れる必要はないと伝えている。
仲間と支え合って
長く仕事を続けて来られたのは、仲間の支えが大きい。
いつもみんなで助け合い、励まし合ってきた。
「仲間の励ましがあると、もっと頑張ろうという気持ちになりますね」。
今では自身よりベテランの人は2〜3人で、若い世代が増えてきた。
職場に活気が出てきたと感じており、とても嬉しい。
あとどれぐらい働けるかは分からないが、健康に気を付けて、みんなに元気をもらいながらできるだけ長く仕事を続けたいと思っている。
立ちっぱなしで忙しいパックセンターでの業務は決して楽ではない。
しかし、仲間と助け合える温かい雰囲気の中で、自然と仕事を続けて来られた。
Tはこれからもはつらつと仕事に取り組み、若い世代のお手本となっていくだろう。
短時間勤務のパートとして、2013 年に株式会社クリハラへ入社したN.J。
最初の4 年間は計量室に在籍し、その後セット室へ異動した。
2021年1 月からはフルタイムパートへ働き方をチェンジ。
家事・育児と仕事の両立に奮闘する日々を送るNに、異動になった当時の心境や、
忙しい日々に負けず前向きに過ごすための秘訣などについて話を聞いた。
異動は不安だらけ
最初に配属された計量室では、自社のカット野菜でパックサラダを製造し、でき上がった商品を生産管理室へ送るのが主な業務だった。
ひたむきに取り組み、仕事に慣れてきた頃である。
「セット室に異動しないか」と声がかかった。
それまで業務上の関わりがほとんど無かった部署だ。
提案された当時は大きな不安があった。
「どんな仕事をするところなのか、どんな方がいるのか全く分からなかったので、ちゃんとやっていけるか、とても心配でした」。
しかし実際に働きだしてみると、たちまち不安は吹き飛んだ。
セット室のメンバーは皆親切で、すぐに打ち解けることができた。
仕事内容は、注意深くレシピ通りに具材を入れていく細かい作業。
覚えるまで苦労したが、先輩スタッフの指導もあり、今は一通り身についた。
フルタイム勤務にチャレンジ中
フルタイムパートに変わったのは、社長からの打診がきっかけだった。
下の子が小学4年生になり、ちょうど手がかからなくなってきた頃だった。
Nは「挑戦してみよう」と決意する。
それからはフルタイム勤務、家事、子どもたちの習い事の送迎もあり大忙しの日々が始まった。
限られた時間で効率よく家事をこなさなければならず、夕飯後には翌日の食事の作り置きをするなど、次第に時短を意識するようになったという。
「バタバタした毎日ですが、充実しています。ライフステージの変化に合わせて働き方を調節できるのは、非常にありがたいと思い
ます」。
子どもたちの姿を見守る母として
「今後の目標は、いつまでも元気に仕事を続けていくこと。そして子どもたちの成長を見守っていくことです」。
上の子は吹奏楽、下の子はスポーツ。
それぞれ好きなことに打ち込む姿は、どれだけ眺めていても飽きず「自分も頑張らなくては」と励まされるという。
頑張っている子どもたちを見守るのがNの生きがいであり、仕事をする上での活力にも繋がっている。
「ちょっとしたことでクヨクヨせず、気持ちを奮い立たせて頑張りたい。それから、仕事で失敗しないように、いつも緊張感を忘れず
に働きたいと思います」。
目標の実現に向かって邁進する、Nの将来を期待を持って見守りたい。
最初の4 年間は計量室に在籍し、その後セット室へ異動した。
2021年1 月からはフルタイムパートへ働き方をチェンジ。
家事・育児と仕事の両立に奮闘する日々を送るNに、異動になった当時の心境や、
忙しい日々に負けず前向きに過ごすための秘訣などについて話を聞いた。
異動は不安だらけ
最初に配属された計量室では、自社のカット野菜でパックサラダを製造し、でき上がった商品を生産管理室へ送るのが主な業務だった。
ひたむきに取り組み、仕事に慣れてきた頃である。
「セット室に異動しないか」と声がかかった。
それまで業務上の関わりがほとんど無かった部署だ。
提案された当時は大きな不安があった。
「どんな仕事をするところなのか、どんな方がいるのか全く分からなかったので、ちゃんとやっていけるか、とても心配でした」。
しかし実際に働きだしてみると、たちまち不安は吹き飛んだ。
セット室のメンバーは皆親切で、すぐに打ち解けることができた。
仕事内容は、注意深くレシピ通りに具材を入れていく細かい作業。
覚えるまで苦労したが、先輩スタッフの指導もあり、今は一通り身についた。
フルタイム勤務にチャレンジ中
フルタイムパートに変わったのは、社長からの打診がきっかけだった。
下の子が小学4年生になり、ちょうど手がかからなくなってきた頃だった。
Nは「挑戦してみよう」と決意する。
それからはフルタイム勤務、家事、子どもたちの習い事の送迎もあり大忙しの日々が始まった。
限られた時間で効率よく家事をこなさなければならず、夕飯後には翌日の食事の作り置きをするなど、次第に時短を意識するようになったという。
「バタバタした毎日ですが、充実しています。ライフステージの変化に合わせて働き方を調節できるのは、非常にありがたいと思い
ます」。
子どもたちの姿を見守る母として
「今後の目標は、いつまでも元気に仕事を続けていくこと。そして子どもたちの成長を見守っていくことです」。
上の子は吹奏楽、下の子はスポーツ。
それぞれ好きなことに打ち込む姿は、どれだけ眺めていても飽きず「自分も頑張らなくては」と励まされるという。
頑張っている子どもたちを見守るのがNの生きがいであり、仕事をする上での活力にも繋がっている。
「ちょっとしたことでクヨクヨせず、気持ちを奮い立たせて頑張りたい。それから、仕事で失敗しないように、いつも緊張感を忘れず
に働きたいと思います」。
目標の実現に向かって邁進する、Nの将来を期待を持って見守りたい。
「皆で成し遂げる喜びを、この会社で初めて知りました」。
そう語るのは、第一工場で製造課長を務めるO.M。
2013年に異業種から転職し、日々仕事に邁進している。
日頃から心がけていることや、今後の目標を聞いた。
Uターンし、初めての製造業に従事
専門学校へ入学するため群馬から上京し、20歳からはバーテンダーとして身を立ててきたO。
父親が亡くなったのは、38歳の時のこと。
実家で1人暮らす母親が気がかりで帰郷し、株式会社クリハラに中途入社した。
最初に配属されたのはセット室。
その後、パックセンターや生産管理室に異動した。
2020年8月には再びセット室に戻り、同時に第一工場の製造課長を任される。
現在は、食材キットを仕上げる業務の管理をしつつ、状況に応じて自身も製造ラインで作業を行う。
また、第一工場の業務が円滑に進むよう、全体の動きにも目を光らせる。
各部門をわたり歩き気づいた魅力
1つの商品を皆の力で作り上げていくのがこの仕事の醍醐味だと感じている。
各部署にいる専門技術者の知識と経験を生かし、素人には作れないこだわりの商品を世に送り出しているのだ。
「クリハラは多くのベテラン技術者を抱えたすごい会社だと思います」。
ルールを浸透させるための努力
スタッフの人数が多いため、全員にルールを徹底させることはなかなか難しいもの。
些細な決まりでも、守れなければ作業時の事故やトラブルにつながりかねない。
日頃から、ルールの周知や注意喚起に努めているが、それでもアクシデントは起こってしまう。
例えば、コンテナを重ねるのは4段までという決まりがあるにもかかわらず、それ以上の数を積み重ねて運び、前が見えずに台車が人にぶつかってしまったケースも。
「トラブルが発生したら、報告、連絡、相談を行うことは必須です。もし後から聞かされたら、すぐに報告できなかった理由を尋ね、
再び同じことが起こらないようにするにはどうすべきかを考えてもらいます」。
各ルールがある理由については掘り下げて説明。
厳しいようだが、安全に業務を全うするため現場を引き締めるのも自身の役割だと心得ている。
働きやすい職場環境を整備したい
従業員同士はもちろん、取引先のお客様や、出荷時にお世話になるトラックのドライバーなど、仕事をするうえではさまざまな人との関わりがある。
「お互い気持ちよく仕事をするために、挨拶や言葉のやり取りに気を配ることも意識してほしいものです」。
多くの従業員を束ねる責任者として、誰にとっても働きやすい環境を作りたいと考えている。
「課題を1つずつクリアし、この会社に入ってよかったと皆に実感してもらえる職場にしていきたいと思います」。
Oが仲間とともに作り上げていく、第一工場の姿に期待が高まる。
そう語るのは、第一工場で製造課長を務めるO.M。
2013年に異業種から転職し、日々仕事に邁進している。
日頃から心がけていることや、今後の目標を聞いた。
Uターンし、初めての製造業に従事
専門学校へ入学するため群馬から上京し、20歳からはバーテンダーとして身を立ててきたO。
父親が亡くなったのは、38歳の時のこと。
実家で1人暮らす母親が気がかりで帰郷し、株式会社クリハラに中途入社した。
最初に配属されたのはセット室。
その後、パックセンターや生産管理室に異動した。
2020年8月には再びセット室に戻り、同時に第一工場の製造課長を任される。
現在は、食材キットを仕上げる業務の管理をしつつ、状況に応じて自身も製造ラインで作業を行う。
また、第一工場の業務が円滑に進むよう、全体の動きにも目を光らせる。
各部門をわたり歩き気づいた魅力
1つの商品を皆の力で作り上げていくのがこの仕事の醍醐味だと感じている。
各部署にいる専門技術者の知識と経験を生かし、素人には作れないこだわりの商品を世に送り出しているのだ。
「クリハラは多くのベテラン技術者を抱えたすごい会社だと思います」。
ルールを浸透させるための努力
スタッフの人数が多いため、全員にルールを徹底させることはなかなか難しいもの。
些細な決まりでも、守れなければ作業時の事故やトラブルにつながりかねない。
日頃から、ルールの周知や注意喚起に努めているが、それでもアクシデントは起こってしまう。
例えば、コンテナを重ねるのは4段までという決まりがあるにもかかわらず、それ以上の数を積み重ねて運び、前が見えずに台車が人にぶつかってしまったケースも。
「トラブルが発生したら、報告、連絡、相談を行うことは必須です。もし後から聞かされたら、すぐに報告できなかった理由を尋ね、
再び同じことが起こらないようにするにはどうすべきかを考えてもらいます」。
各ルールがある理由については掘り下げて説明。
厳しいようだが、安全に業務を全うするため現場を引き締めるのも自身の役割だと心得ている。
働きやすい職場環境を整備したい
従業員同士はもちろん、取引先のお客様や、出荷時にお世話になるトラックのドライバーなど、仕事をするうえではさまざまな人との関わりがある。
「お互い気持ちよく仕事をするために、挨拶や言葉のやり取りに気を配ることも意識してほしいものです」。
多くの従業員を束ねる責任者として、誰にとっても働きやすい環境を作りたいと考えている。
「課題を1つずつクリアし、この会社に入ってよかったと皆に実感してもらえる職場にしていきたいと思います」。
Oが仲間とともに作り上げていく、第一工場の姿に期待が高まる。
引っ越しを機に、計量室で短時間のパートタイマーとして働き始めたO.C。
仕事のやりがいや家庭との両立について語ってもらった。
集中力が欠かせない5時間半
Oはもともと、正社員として接客業に携わっていた。
子育てのために退職してからは専業主婦となり、その後パートの仕事をスタート。
引っ越しを経て株式会社クリハラで働き始めた当時、長男が小学校高学年、長女は小学校低学年だった。
今はそれぞれ高校生、中学生となり、6年の歳月にわが子の成長を実感している。
そんなOの朝は、息子のための弁当作りから始まる。
毎朝5時半〜6時に起床すると、息子が家を出る7時までの完成を目指しながら弁当と朝食の用意、そして洗濯、娘の送り出し。
そのまま一息つく暇もなく8時半に出勤すれば、退勤の14時まで5時間半ノンストップだ。
業務を開始すると、指示書に従い、カット済みの野菜を計量しては次々とパックしていく。
単調な作業の繰り返しに見えるが、出荷先ごとに異なる出荷時刻を意識しながら、野菜の種類、重さ、個数など考えることは盛りだくさん。
2〜3人のチームで、黙々と計量を繰り返している。
「ここでの仕事は自分に合っています」とO。
毎日同じ場所で同じ作業をしているからこそ、だんだん効率が上がっていることを自覚できるのだ。
常に集中しながら体を動かしているため、ふと時計を見て「もうこんな時間か」と気づくことも多いという。
明日の自分に仕事を残さない
一日の作業にある程度目星がついてくると「今日も頑張ったな」と達成感が湧いてくる。
無事出荷に間に合った時、いつもよりスムーズに作業が進んで想定より早く終わった時など、大小様々な達成感も日々のやりがいの一つだ。
「先々の分をいかに前倒しでさばいておけるかで翌日の業務状況が変わってきます。次の日の出荷にしわ寄せが生じないよう、一つ
でも多く片づけて帰ることを心がけています」。
今では出荷先ごとの出荷時刻を大体把握できているため、品物や出荷先に合わせて、何を優先すべきか見極められるようになってきた。
テキパキと作業を進めることが充足感にも繋がっているのだ。
家庭も仕事も全力で
仕事中は常に集中力を研ぎ澄ましているが、帰宅すれば一人でゆっくり過ごせる時間が待っているという。
忙しい朝から仕事をこなし、やっと一息つけるのが、子どもたちが学校から帰ってくるまでの約2時間だ。
「前職のサービス業では、子ども関連の急な休みをとるのが難しい場面もありました。その点、クリハラは融通も利いて、働きやす
い環境なのが魅力です」と語る。
限られた時間の中で作業を積み上げようと邁進するOに、今後一層の期待が寄せられる。
仕事のやりがいや家庭との両立について語ってもらった。
集中力が欠かせない5時間半
Oはもともと、正社員として接客業に携わっていた。
子育てのために退職してからは専業主婦となり、その後パートの仕事をスタート。
引っ越しを経て株式会社クリハラで働き始めた当時、長男が小学校高学年、長女は小学校低学年だった。
今はそれぞれ高校生、中学生となり、6年の歳月にわが子の成長を実感している。
そんなOの朝は、息子のための弁当作りから始まる。
毎朝5時半〜6時に起床すると、息子が家を出る7時までの完成を目指しながら弁当と朝食の用意、そして洗濯、娘の送り出し。
そのまま一息つく暇もなく8時半に出勤すれば、退勤の14時まで5時間半ノンストップだ。
業務を開始すると、指示書に従い、カット済みの野菜を計量しては次々とパックしていく。
単調な作業の繰り返しに見えるが、出荷先ごとに異なる出荷時刻を意識しながら、野菜の種類、重さ、個数など考えることは盛りだくさん。
2〜3人のチームで、黙々と計量を繰り返している。
「ここでの仕事は自分に合っています」とO。
毎日同じ場所で同じ作業をしているからこそ、だんだん効率が上がっていることを自覚できるのだ。
常に集中しながら体を動かしているため、ふと時計を見て「もうこんな時間か」と気づくことも多いという。
明日の自分に仕事を残さない
一日の作業にある程度目星がついてくると「今日も頑張ったな」と達成感が湧いてくる。
無事出荷に間に合った時、いつもよりスムーズに作業が進んで想定より早く終わった時など、大小様々な達成感も日々のやりがいの一つだ。
「先々の分をいかに前倒しでさばいておけるかで翌日の業務状況が変わってきます。次の日の出荷にしわ寄せが生じないよう、一つ
でも多く片づけて帰ることを心がけています」。
今では出荷先ごとの出荷時刻を大体把握できているため、品物や出荷先に合わせて、何を優先すべきか見極められるようになってきた。
テキパキと作業を進めることが充足感にも繋がっているのだ。
家庭も仕事も全力で
仕事中は常に集中力を研ぎ澄ましているが、帰宅すれば一人でゆっくり過ごせる時間が待っているという。
忙しい朝から仕事をこなし、やっと一息つけるのが、子どもたちが学校から帰ってくるまでの約2時間だ。
「前職のサービス業では、子ども関連の急な休みをとるのが難しい場面もありました。その点、クリハラは融通も利いて、働きやす
い環境なのが魅力です」と語る。
限られた時間の中で作業を積み上げようと邁進するOに、今後一層の期待が寄せられる。
2013年、株式会社クリハラにアルバイトとして入社したM.Y。
子育てに余裕が出てきたタイミングでパートとなり、準社員制度を作る際に声がかかって準社員に。
2020年8月からは正社員として、本社の生産管理室で活躍中だ。
雇用形態の変化を経験してきたMに、当時の思いや仕事のやりがいについて尋ねた。
仲間の存在に背中を押されて
準社員から正社員になる際、責任が重くなることにためらいがあった。
迷っていたところ、ともに働く仲間がパートから準社員になると知り、正社員になろうと決意した。
「私が正社員になって本社へ異動すれば、準社員になる人の責任感が増します。私自身、準社員になって責任ある仕事を任されたことで成長できたので、同じ経験をしてもらいたいと思ったのです」。
仲間の成長を望み、自らも新たな仕事で成長できるように。
そんな志を抱き、正社員の道を選んだのだった。
助け合い、支え合う職場
Mはクリハラで働く魅力として、人間関係の良好さを第一に挙げる。
「分からないことは丁寧に教えてくれる。困っている時は助け合う。仕事を続けられたのは皆さんのおかげですね」。
仲間たちとのエピソードで思い出されるのは、ある雨の日のこと。洗ったばかりのキュ
ウリを入れたコンテナをフォークリフトで運搬する際、誤って床に落としてしまった。するとその場にいた皆が協力してキュウリを拾
い集め、一緒に洗い直してくれたのだ。
また、家庭の事情などに配慮し、アルバイトからパートへと雇用形態の変更に柔軟に対応してくれた点も、ありがたいと感じている。
正社員になって見えたもの
異動前に働いていたパックセンターでは、完成した商品を見届けることはなく「どういう商品になるのだろう」と想像するしかな
かった。
しかし、生産管理室に移ったことで業務の全貌を把握。
初めて点と点が線で繋がった。
現在は仲間たちが働きやすいように、作業の準備、使用しなくなった備品の片づけを率先して行っている。
パートとして就業していた経験があるからこそ、できる気配りだ。
最もやりがいを感じるのは、人員配置を意識し、円滑に業務が進んで無事完了できた時。
加えて、商品の出荷時間に遅れが出ないよう、時間管理にも常に細心の注意を払っている。
子どもたちの応援でリフレッシュ
第一子は社会人で、末っ子は中学校を卒業したばかり。
6人の子の母であるMのリフレッシュ方法は、子どもたちが打ち込む部活動の応援だ。
バスケットボール、剣道、卓球と、さまざまなスポーツの試合会場へ足を運ぶ。
同じ部活に所属する生徒の親たちと情報交換ができるため、大切な交流の場にもなっている。
プライベートで訪れるスーパーなどの店頭では、自社製品に自然と目が止まる。
他社製品であっても、カットの技法などに注目して商品を見てしまう習慣は、もはや職業病だ。
クリハラでの充実した日々に感謝しつつ、Mはこれからも走り続ける。
子育てに余裕が出てきたタイミングでパートとなり、準社員制度を作る際に声がかかって準社員に。
2020年8月からは正社員として、本社の生産管理室で活躍中だ。
雇用形態の変化を経験してきたMに、当時の思いや仕事のやりがいについて尋ねた。
仲間の存在に背中を押されて
準社員から正社員になる際、責任が重くなることにためらいがあった。
迷っていたところ、ともに働く仲間がパートから準社員になると知り、正社員になろうと決意した。
「私が正社員になって本社へ異動すれば、準社員になる人の責任感が増します。私自身、準社員になって責任ある仕事を任されたことで成長できたので、同じ経験をしてもらいたいと思ったのです」。
仲間の成長を望み、自らも新たな仕事で成長できるように。
そんな志を抱き、正社員の道を選んだのだった。
助け合い、支え合う職場
Mはクリハラで働く魅力として、人間関係の良好さを第一に挙げる。
「分からないことは丁寧に教えてくれる。困っている時は助け合う。仕事を続けられたのは皆さんのおかげですね」。
仲間たちとのエピソードで思い出されるのは、ある雨の日のこと。洗ったばかりのキュ
ウリを入れたコンテナをフォークリフトで運搬する際、誤って床に落としてしまった。するとその場にいた皆が協力してキュウリを拾
い集め、一緒に洗い直してくれたのだ。
また、家庭の事情などに配慮し、アルバイトからパートへと雇用形態の変更に柔軟に対応してくれた点も、ありがたいと感じている。
正社員になって見えたもの
異動前に働いていたパックセンターでは、完成した商品を見届けることはなく「どういう商品になるのだろう」と想像するしかな
かった。
しかし、生産管理室に移ったことで業務の全貌を把握。
初めて点と点が線で繋がった。
現在は仲間たちが働きやすいように、作業の準備、使用しなくなった備品の片づけを率先して行っている。
パートとして就業していた経験があるからこそ、できる気配りだ。
最もやりがいを感じるのは、人員配置を意識し、円滑に業務が進んで無事完了できた時。
加えて、商品の出荷時間に遅れが出ないよう、時間管理にも常に細心の注意を払っている。
子どもたちの応援でリフレッシュ
第一子は社会人で、末っ子は中学校を卒業したばかり。
6人の子の母であるMのリフレッシュ方法は、子どもたちが打ち込む部活動の応援だ。
バスケットボール、剣道、卓球と、さまざまなスポーツの試合会場へ足を運ぶ。
同じ部活に所属する生徒の親たちと情報交換ができるため、大切な交流の場にもなっている。
プライベートで訪れるスーパーなどの店頭では、自社製品に自然と目が止まる。
他社製品であっても、カットの技法などに注目して商品を見てしまう習慣は、もはや職業病だ。
クリハラでの充実した日々に感謝しつつ、Mはこれからも走り続ける。
前職は縫製関係だったが、ある日勤めていた会社が倒産。
職探しをしていた際、目に留まったのは、パートタイマー募集と書かれた新聞の折り込み広告だった。
「ここなら通えるんじゃない?」
株式会社クリハラは、家族と相談し自宅から通いやすいかどうかに重きをおいて選んだ働き先だったという。
今では計量室のベテランだ。
休みがちだった数年間
母親の体調が優れず、頻繁に通院の付き添いを行う必要があったI。
クリハラに勤め始めたものの、初めの数年はコンスタントに出勤できず、場合によっては急な休みを取ることもしばしばだった。
「休みますと申し出ても、嫌な顔せずに大丈夫ですよといってもらえて、とてもありがたかく思っていました」。
職場の心づかいに何度も支えられた。
定年退職をした父親が通院の送迎を担当してくれるようになったのは6年ほど前から。
以来、週に5日ほどの勤務が可能となった。
技術を身につけベテランに
計量室では毎朝配布される指示書を参考に、野菜の重さをはかったあとパック詰めや、サラダとしての盛り付け作業を行う。
手ではかる場合もあれば、パッケージ機を用いることもある。
様々な種類の野菜、キノコ類を扱っているが、中でもIが得意とするのはキャベツの計量だ。
働き始めた当初は勤務日数が少なかったこともあり、コツがつかめず苦労や失敗も多かった。
しかし本腰を入れ出した頃から徐々に要領を得て、今では「だいたいこれくらいだろう」というグラム数が、感覚でわかってしまうほどの腕前に。
日々の勤勉さが培った技である。
周囲と協力して仕事に励む
野菜と向き合い、集中して計量を行う仕事は、体力勝負でもある。
Iの勤務時間は8時から16時まで。
一人きりでは長く苦痛な作業になっていたかもしれないが、幸い計量室のスタッフ仲はとてもよく、チームワークも抜群だ。
共に働く者同士で力を合わせ、時間内に計量作業を終えた瞬間は達成感がある。
いつも「これはどんな商品になるのだろう」と考えながら手を動かす。
自分たちが計量した野菜が商品となり、店頭に並んでいるのを見付けると喜びもひとしおだ。
「はかって終わりではなく、頑張ったその先が形として見えることも、働く上でのやりがいにつながっています」。
そして、この仕事を長く続けられているのは、家族の協力あってこそ。
もちろん、いつも助けられている職場の仲間たちへの感謝も忘れない。
皆への深く温かい気持ちを胸に、Iは今日も真剣な眼差しで業務に取り組んでいく。
職探しをしていた際、目に留まったのは、パートタイマー募集と書かれた新聞の折り込み広告だった。
「ここなら通えるんじゃない?」
株式会社クリハラは、家族と相談し自宅から通いやすいかどうかに重きをおいて選んだ働き先だったという。
今では計量室のベテランだ。
休みがちだった数年間
母親の体調が優れず、頻繁に通院の付き添いを行う必要があったI。
クリハラに勤め始めたものの、初めの数年はコンスタントに出勤できず、場合によっては急な休みを取ることもしばしばだった。
「休みますと申し出ても、嫌な顔せずに大丈夫ですよといってもらえて、とてもありがたかく思っていました」。
職場の心づかいに何度も支えられた。
定年退職をした父親が通院の送迎を担当してくれるようになったのは6年ほど前から。
以来、週に5日ほどの勤務が可能となった。
技術を身につけベテランに
計量室では毎朝配布される指示書を参考に、野菜の重さをはかったあとパック詰めや、サラダとしての盛り付け作業を行う。
手ではかる場合もあれば、パッケージ機を用いることもある。
様々な種類の野菜、キノコ類を扱っているが、中でもIが得意とするのはキャベツの計量だ。
働き始めた当初は勤務日数が少なかったこともあり、コツがつかめず苦労や失敗も多かった。
しかし本腰を入れ出した頃から徐々に要領を得て、今では「だいたいこれくらいだろう」というグラム数が、感覚でわかってしまうほどの腕前に。
日々の勤勉さが培った技である。
周囲と協力して仕事に励む
野菜と向き合い、集中して計量を行う仕事は、体力勝負でもある。
Iの勤務時間は8時から16時まで。
一人きりでは長く苦痛な作業になっていたかもしれないが、幸い計量室のスタッフ仲はとてもよく、チームワークも抜群だ。
共に働く者同士で力を合わせ、時間内に計量作業を終えた瞬間は達成感がある。
いつも「これはどんな商品になるのだろう」と考えながら手を動かす。
自分たちが計量した野菜が商品となり、店頭に並んでいるのを見付けると喜びもひとしおだ。
「はかって終わりではなく、頑張ったその先が形として見えることも、働く上でのやりがいにつながっています」。
そして、この仕事を長く続けられているのは、家族の協力あってこそ。
もちろん、いつも助けられている職場の仲間たちへの感謝も忘れない。
皆への深く温かい気持ちを胸に、Iは今日も真剣な眼差しで業務に取り組んでいく。
パートタイマーとして株式会社クリハラの一員となり、セット室の冷凍計量担当として日々の業務に取り組むH.H。
10 年以上にわたって業務に勤しみ、豊富な知識と経験を持つベテランとして現場を支えるHに、仕事に対する思いを聞いた。
正確さを追求して
クリハラとの出会いは、たまたま目にした求人広告だった。
募集されていたのは、午後の時間帯のパートタイマー。
「自分のライフスタイルに合った働き方ができそうだ」と考えて応募し、縁あってクリハラの一員となった。
出勤は午後1時。ここから午後6時まで、立ったままひたすら手を動かし続ける毎日だ。
セッターや冷凍計量など、業務内容はその日によって異なり、臨機応変な対応が求められる。
すべての業務において大切にしているのは、指示書に従って正確な作業をすること。
たとえば惣菜のセットでは、グラムや個数、タレの種類……注意すべきポイントは多岐にわたる。
野菜の切り方に関しても「乱切り」「6ミリ」「4ミリ」「2ミリ」など実にさまざまだ。
円滑な業務に欠かせないもの
計量する品物や、パッキングの方法も多種多様。
蒸したジャガイモや千切りのショウガを真空パックに入れたり、クコの実やバターを袋に詰めたり。
効率よく作業を進めるには、スタッフ同士の協力も必要不可欠となる。
「この仕事を先に終わらせた方がいいんじゃない?」
「こうした方が早く終わると思うな」。
作業がスムーズに進むよう、長年の経験に裏付けられたさりげないアドバイスを出すこともある。
「よろしくお願いします」「ありがとうございます」など、気持ちを言葉にして伝えることも忘れない。
感謝を胸にさらなる前進を
「人間関係の良い職場で10年以上働かせていただき、本当に感謝しています」。
そう語るHのこれまでは、決して平坦な道のりではなかった。
自分自身の骨折や、配偶者の入院……困難にぶつかるたびに支えてくれたのは、上司や同僚たちの存在。
退職も覚悟していたHに、当時の上司がかけてくれたのは「今はゆっくり休んでいいから、落ち着いたらまた出てきてね」というあたたかい言葉。
その優しさが心からありがたく「クリハラに入ってよかった」と思ったのを今でもよく覚えている。
「今後も健康に気をつけて、少しでも恩返しができるよう、長く働ければ幸いです」。
職場を離れたら、大切な趣味もある。4年ほど前からはじめた「自彊術」だ。
読み方はじきょうじゅつ。万病克服の治療体術とされ、現在の指圧やカイロプラクティック、整体術にも通ずる心身のセルフコントロール方法だ。
週に1度、自身の体とまっすぐ向き合う時間は、何ものにも代えがたい時間となっている。
これからもクリハラの最前線で活躍するHに、より一層の期待が膨らむ。
10 年以上にわたって業務に勤しみ、豊富な知識と経験を持つベテランとして現場を支えるHに、仕事に対する思いを聞いた。
正確さを追求して
クリハラとの出会いは、たまたま目にした求人広告だった。
募集されていたのは、午後の時間帯のパートタイマー。
「自分のライフスタイルに合った働き方ができそうだ」と考えて応募し、縁あってクリハラの一員となった。
出勤は午後1時。ここから午後6時まで、立ったままひたすら手を動かし続ける毎日だ。
セッターや冷凍計量など、業務内容はその日によって異なり、臨機応変な対応が求められる。
すべての業務において大切にしているのは、指示書に従って正確な作業をすること。
たとえば惣菜のセットでは、グラムや個数、タレの種類……注意すべきポイントは多岐にわたる。
野菜の切り方に関しても「乱切り」「6ミリ」「4ミリ」「2ミリ」など実にさまざまだ。
円滑な業務に欠かせないもの
計量する品物や、パッキングの方法も多種多様。
蒸したジャガイモや千切りのショウガを真空パックに入れたり、クコの実やバターを袋に詰めたり。
効率よく作業を進めるには、スタッフ同士の協力も必要不可欠となる。
「この仕事を先に終わらせた方がいいんじゃない?」
「こうした方が早く終わると思うな」。
作業がスムーズに進むよう、長年の経験に裏付けられたさりげないアドバイスを出すこともある。
「よろしくお願いします」「ありがとうございます」など、気持ちを言葉にして伝えることも忘れない。
感謝を胸にさらなる前進を
「人間関係の良い職場で10年以上働かせていただき、本当に感謝しています」。
そう語るHのこれまでは、決して平坦な道のりではなかった。
自分自身の骨折や、配偶者の入院……困難にぶつかるたびに支えてくれたのは、上司や同僚たちの存在。
退職も覚悟していたHに、当時の上司がかけてくれたのは「今はゆっくり休んでいいから、落ち着いたらまた出てきてね」というあたたかい言葉。
その優しさが心からありがたく「クリハラに入ってよかった」と思ったのを今でもよく覚えている。
「今後も健康に気をつけて、少しでも恩返しができるよう、長く働ければ幸いです」。
職場を離れたら、大切な趣味もある。4年ほど前からはじめた「自彊術」だ。
読み方はじきょうじゅつ。万病克服の治療体術とされ、現在の指圧やカイロプラクティック、整体術にも通ずる心身のセルフコントロール方法だ。
週に1度、自身の体とまっすぐ向き合う時間は、何ものにも代えがたい時間となっている。
これからもクリハラの最前線で活躍するHに、より一層の期待が膨らむ。
株式会社クリハラに中途で入社し、現在はパックセンターでの業務を担当しているY.M。
Yが仕事と向き合う上で大切にしていることとは何か。
そして、今後の目標についても話を聞いた。
経験を積んだのは、食に関わる仕事
Yのキャリアを振り返ると、社会人になって以来ずっと食に携わる仕事をしてきたことになる。
前職では、管理栄養士の指導のもと、高齢者向けの軟食やアレルギー対応の食事といった病院食の調理に携わっていた。
クリハラに入社後は、まずは計量室、そこからトリミング室へ所属。
そこでは主に、野菜の芯取りや葉物野菜のカットなど、下処理作業を中心とした業務を担当した。
そして2021年には、異動してパックセンターへの配属となったのである。
何でもこなせる周囲の力を借りて
パックセンターでは、本社へ発送する野菜の検品や、テーブルごとに行う作業の指示振りが社員であるYの基本業務だ。
多忙時には作業テーブルに入ってのフォローも怠らない。
しかし、新しい環境での業務はまだ不慣れな部分が多く、戸惑う場面もある。
「前任のU課長をはじめ、ほかの社員やパートの方たちの力を借りて、何とかやっています」。
そんなYが、パックセンターに来て感じたことがある。
「この部署で働いている人たちは、皆さんがオールラウンドプレイヤー。
誰でもすべての作業に対処できているのを見て、びっくりしました」。
何でもできるから、サポートし合って臨機応変に動き、効率よく作業をこなすことができる。
その姿に驚きつつも、心強く思ったのだという。
風通しの良い職場を目指して
日々の業務に追われる中でも、従業員たちとのコミュニケーションは欠かさない。
トリミング室に勤務していた頃から、社員として積極的に情報の提供を心がけてきた。
「社員しか知らない情報でも、できるかぎり現場の皆さんと共有していきたいと思っています。
情報の流れをスムーズにすることで、作業効率が上がるだけでなく、気持ちにも余裕が生まれ、より安心して仕事に取り組めると思うからです」
料理は作るのも食べるのも好き
料理を作るのが好きなYは、休日には家族に手料理を振る舞うこともある。
「食べるのも好きなので、簡単な料理なら暇さえあれば作っています。最近ではカレーやもつ煮を作りました。
仕事で帰りが遅くなる日が多いので、数日分作っては保存しておくのです」と家族思いな一面ものぞかせる。
今後の目標
パックセンターでの仕事には、トリミング室とは違った難しさがある。
「自分はまだまだ半人前です」と語るYは「不慣れな部分を早く克服して、1日でも早く1人前になれるように頑張りたい」と、さらなる意欲をにじませる。
仕事への熱意と、自身に対するストイックな姿勢こそYの強み。
高い志を胸に、今日も前向きに突き進んでいく。
Yが仕事と向き合う上で大切にしていることとは何か。
そして、今後の目標についても話を聞いた。
経験を積んだのは、食に関わる仕事
Yのキャリアを振り返ると、社会人になって以来ずっと食に携わる仕事をしてきたことになる。
前職では、管理栄養士の指導のもと、高齢者向けの軟食やアレルギー対応の食事といった病院食の調理に携わっていた。
クリハラに入社後は、まずは計量室、そこからトリミング室へ所属。
そこでは主に、野菜の芯取りや葉物野菜のカットなど、下処理作業を中心とした業務を担当した。
そして2021年には、異動してパックセンターへの配属となったのである。
何でもこなせる周囲の力を借りて
パックセンターでは、本社へ発送する野菜の検品や、テーブルごとに行う作業の指示振りが社員であるYの基本業務だ。
多忙時には作業テーブルに入ってのフォローも怠らない。
しかし、新しい環境での業務はまだ不慣れな部分が多く、戸惑う場面もある。
「前任のU課長をはじめ、ほかの社員やパートの方たちの力を借りて、何とかやっています」。
そんなYが、パックセンターに来て感じたことがある。
「この部署で働いている人たちは、皆さんがオールラウンドプレイヤー。
誰でもすべての作業に対処できているのを見て、びっくりしました」。
何でもできるから、サポートし合って臨機応変に動き、効率よく作業をこなすことができる。
その姿に驚きつつも、心強く思ったのだという。
風通しの良い職場を目指して
日々の業務に追われる中でも、従業員たちとのコミュニケーションは欠かさない。
トリミング室に勤務していた頃から、社員として積極的に情報の提供を心がけてきた。
「社員しか知らない情報でも、できるかぎり現場の皆さんと共有していきたいと思っています。
情報の流れをスムーズにすることで、作業効率が上がるだけでなく、気持ちにも余裕が生まれ、より安心して仕事に取り組めると思うからです」
料理は作るのも食べるのも好き
料理を作るのが好きなYは、休日には家族に手料理を振る舞うこともある。
「食べるのも好きなので、簡単な料理なら暇さえあれば作っています。最近ではカレーやもつ煮を作りました。
仕事で帰りが遅くなる日が多いので、数日分作っては保存しておくのです」と家族思いな一面ものぞかせる。
今後の目標
パックセンターでの仕事には、トリミング室とは違った難しさがある。
「自分はまだまだ半人前です」と語るYは「不慣れな部分を早く克服して、1日でも早く1人前になれるように頑張りたい」と、さらなる意欲をにじませる。
仕事への熱意と、自身に対するストイックな姿勢こそYの強み。
高い志を胸に、今日も前向きに突き進んでいく。
株式会社クリハラの計量室で働くI.T。
現在は主に小パケを担当している。太陽のような朗らかなキャラクターで、周囲の人々も笑顔にしてしまうムードメーカーだ。
2015年に入社し、2021年には1か月ほど休職して復帰。
入社の経緯や休職の理由など、笑顔の裏に隠されたIの胸の内とは。
新たな人生をクリハラで
前職は、介護施設の調理係。
子どもの独立後、正社員で働ける点に魅力を感じて選んだ会社だった。
料理好きなため、やりがいはあったものの、調理のほかに献立の作成、単価計算などもこなすハードな業務内容。
昼食と夕食の間には中抜けがあり、時間も不規則だった。
そんな毎日を送る中、地元の先輩につい愚痴をこぼした。
「転職しようかな……」。
すると、それを聞いた先輩は「うちで求人募集しているけど、話してみる?」と提案。
その先輩とは、今もセット室で働いているKだ。こうしてIは転職を決意し、クリハラの門をくぐることになった。
助け合うメンバーの絆
入社してまず驚いたのは、野菜の切り方の多彩さ。
細かいあられのような「ダイス」、ピーマンを縦4ミリにカットする「ジャオ」など初めて聞くものも多く、最初の1年間は切り方と名前を覚えるのに必死だった。
ようやく仕事に慣れた入社2〜3年目のある日、指示と違う商品が40〜50個ほどセット室へ送り込まれるというトラブルが起こっ
た。
社員は不在で、キャベツの計量も抱えている。
困り果てていると、メンバーが次々と集まってきてくれたのだ。
「どうしたの? 手伝おうか?」
みんなで協力した結果、どちらの作業も時間内に終了。
普段は個々に作業をしていても、いざとなると団結するクリハラのメンバーの底力を思い知ったのであった。
大切な家族のために
毎日明るく働いているIだが、家庭と仕事の兼ね合いに何度も悩んだ経験がある。
入社2年目には母の体調が悪化し、介護が必要となった際は「介護も子育てと同じ。来られるときに来てくれればいい」という社長の岩渕の言葉に救われ、働き続けることができた。
さらに2021年には娘が出産。今度は1か月ほど休むことになってしまったが、岩渕はそのときも「姿が見えなければ、娘さんの
ところに行っているのだなと思いますから」と理解を示してくれた。
復帰後は、みんなが「おめでとう」と温かく迎えてくれたという。
いつの日も晴れやかに
計量室は、間違いが許されない部署。
グラム違いや異物混入があれば会社の信用にも関わる。
お客様の口に入る商品を、時間内にいかに確実に作るかが勝負だ。
最近は客先数も増え、時間の配分はさらに細かくなった。
だからこそIは「もっと成長しなければ」と意気込む。
「クリハラでなければ、こんな働き方は叶わなかったと思います」。
感謝の気持ちを胸に、今日もIは計量室のドアを開ける。
Y.Kは、2015年に株式会社クリハラにパートタイマーとして入社した。
現在、計量室に所属し、カット野菜のパッケージングを行っている。
日々、たくさんの商品を製造する職場における心がけ、今後の目標などを聞いた。
子どもの成長に合わせられる勤務体制が魅力
入社のきっかけは、同じくクリハラに勤務し、子どもの同級生の母親であるOからの紹介だ。
入社当時は、まだ子どもたちが幼く、部活や学校行事がある際には休ませてもらっていた。
現在は、高校2年生と中学校3年生となり、子育ては一段落。
仕事に時間を割けるようになったため、今後は土曜日、日曜日などの繁忙時の出勤を積極的に行っていく考えだ。
時間を大切に
Yには、仕事をする上で大切にしていることがある。
それは、時間だ。業務遂行にあたり一番神経を使うのが、毎日渡される指示書を正しく確認すること。
指示書と作業する野菜が同一ではなかったり、計量するグラム数を間違えたりすると、パッケージを崩し、最初からやり直ししなければならない。
結果、大変な時間のロスにつながってしまう。
そのため、指示書を入念に確認し、作業に取り組むことを念頭に置いているのだ。
また、チームワークが重要な計量室では、仲間たちへの気配りも忘れない。
次に野菜を使用する人のために、「使い切りました」「残っているので、ここに置きます」などと声がけをしている。
こちらは、「探す」という無駄な時間を発生させないための工夫である。
公私ともに「人」に感謝
職場の人間関係は大変良好で、ストレスを感じた時がないという。年代は様々だが、皆親切で話しやすい人ばかり。
その好影響により、家に帰っても笑顔が絶えず、円満な家族関係を築けている。
さらに嬉しいこともある。
「仕事が大好き」。そう語るYの気持ちを家族皆が尊重し、家事にも非常に協力的なのだ。
Yの母親は夕飯の支度を、子どもたちは主に掃除を手伝ってくれる。
職場で生き生きと働けるのも、家族が円満なのも、すべては「人」に恵まれているからこそである。
お客様の食卓に安心、安全を届けるために
今後の目標は2つ。
1つ目は、現在も心がけている、計量ミスを発生させないこと。
併せて、体感でグラム数を把握できるよう、感覚を養っていきたいと語る。
2つ目は、カット野菜のパッケージ商品における異物混入という、お客様からのクレームをゼロにすること。
最近、残念ながら、指示書にはない野菜が紛れ込むという事態が頻発し、厳しい声が多く寄せられている。
この声をゼロにするべく、機械を使用する際は、使用前と使用後の掃除を心がけたいと前を向く。
家族の理解と協力を得、職場の人間関係にも恵まれ、大好きな仕事に精を出すY。
周囲への感謝を胸に、今日もパワフルに業務に取り組んでいく。
現在、計量室に所属し、カット野菜のパッケージングを行っている。
日々、たくさんの商品を製造する職場における心がけ、今後の目標などを聞いた。
子どもの成長に合わせられる勤務体制が魅力
入社のきっかけは、同じくクリハラに勤務し、子どもの同級生の母親であるOからの紹介だ。
入社当時は、まだ子どもたちが幼く、部活や学校行事がある際には休ませてもらっていた。
現在は、高校2年生と中学校3年生となり、子育ては一段落。
仕事に時間を割けるようになったため、今後は土曜日、日曜日などの繁忙時の出勤を積極的に行っていく考えだ。
時間を大切に
Yには、仕事をする上で大切にしていることがある。
それは、時間だ。業務遂行にあたり一番神経を使うのが、毎日渡される指示書を正しく確認すること。
指示書と作業する野菜が同一ではなかったり、計量するグラム数を間違えたりすると、パッケージを崩し、最初からやり直ししなければならない。
結果、大変な時間のロスにつながってしまう。
そのため、指示書を入念に確認し、作業に取り組むことを念頭に置いているのだ。
また、チームワークが重要な計量室では、仲間たちへの気配りも忘れない。
次に野菜を使用する人のために、「使い切りました」「残っているので、ここに置きます」などと声がけをしている。
こちらは、「探す」という無駄な時間を発生させないための工夫である。
公私ともに「人」に感謝
職場の人間関係は大変良好で、ストレスを感じた時がないという。年代は様々だが、皆親切で話しやすい人ばかり。
その好影響により、家に帰っても笑顔が絶えず、円満な家族関係を築けている。
さらに嬉しいこともある。
「仕事が大好き」。そう語るYの気持ちを家族皆が尊重し、家事にも非常に協力的なのだ。
Yの母親は夕飯の支度を、子どもたちは主に掃除を手伝ってくれる。
職場で生き生きと働けるのも、家族が円満なのも、すべては「人」に恵まれているからこそである。
お客様の食卓に安心、安全を届けるために
今後の目標は2つ。
1つ目は、現在も心がけている、計量ミスを発生させないこと。
併せて、体感でグラム数を把握できるよう、感覚を養っていきたいと語る。
2つ目は、カット野菜のパッケージ商品における異物混入という、お客様からのクレームをゼロにすること。
最近、残念ながら、指示書にはない野菜が紛れ込むという事態が頻発し、厳しい声が多く寄せられている。
この声をゼロにするべく、機械を使用する際は、使用前と使用後の掃除を心がけたいと前を向く。
家族の理解と協力を得、職場の人間関係にも恵まれ、大好きな仕事に精を出すY。
周囲への感謝を胸に、今日もパワフルに業務に取り組んでいく。
2006年、株式会社クリハラにパートタイマーとして入社したT.Y。
入社後、生産管理室を経て現在はセット室で働いている。
日々の業務の様子や、どのように仕事と家庭とを両立してきたのかについて話を聞いた。
寒さとの戦い
Tがセット室で行っている業務は食材の準備。
冷凍タレなど、指示書に記載されているものを冷凍庫から運び出し、計量室から流れてきた野菜や肉と組み合わせていく仕事だ。
春、夏、秋、冬、と季節に合わせてメニューも変わるため、毎日その日のレシピを見ながら作業にあたる。
冷凍庫にあるタレを指定された個数だけ揃え、コンテナに載せて運ぶ作業は想像以上に体力を消耗する。
特に夏場は中と外の温度差が大きく、体に負担がかかることも。
冷凍庫内で数えていると寒さに耐えられないため、70〜80個と数量が多い時は一旦外に運び出し、素早く数えるなど工夫をしながら作業を行っている。
時間に追われながらの作業
一番のプレッシャーは、出荷の時刻までに決められた作業を終えなければならないことだ。
少しでも時間を短縮すべく、事前にできる準備はしておく。
冷凍庫からタレを運び出し準備が整った頃、セット室に計量を終えた食材が流れて来る。
即座に作業に移れるよう、計量室との連携も大切だ。
野菜や肉が手元に届くと、いよいよ作業が始まる。
「あれ? これは量が少ない気がする……」。
パッと見て、計量されてきたはずの食材でも分量がおかしいと感じることがある。
そのような時はセット室で再度計り直すのだ。
長年働いてきたことで培われた感覚は確かなものがある。
段取りよく進めても、いつも時間はギリギリだ。
出荷直前は慌ただしく、間に合わせるために必死でラストスパートをかける。
働き方を工夫して
体力的にも精神的にも大変な仕事だが、長い間続けてこられたのは働きやすい環境があったからだ。
Tは午前8時半から午後1時半までの5時間勤務。
以前はもっと長い時間働いていたが、体調を崩して以来、勤務時間を変更してもらったのだ。
また、休日の希望を出せるのも魅力だ。
子どもが小さいうちは土日を休みにしていたが、社会人になった今は平日に休みを取り、フィットネスクラブに通うことが楽しみの1つとなっている。
「体調やプライベートに合わせて無理のない範囲でシフトを組んでもらえるので、とても助かっています」。
クリハラには、Tにとって家庭と両立するために働きやすい環境が整っている。
周囲への感謝を胸に、今日も自身の仕事に取り組んでいくことだろう。
H.Kは株式会社クリハラの準社員としてパックセンターに勤務している。
アルバイトからスタートし、パートタイマーそして準社員へと雇用形態が変わる中、勤務時間の増加や任される役割など、様々な変化を体験。
クリハラでのこれまでを振り返り、その胸の内を明かす。
生活のために始めた仕事
2014年2月、関東地方を中心に日本は大雪に見舞われた。
「平成26年豪雪」とも呼ばれるこの自然災害は、多くの農家のビニールハウスを軒並み使えなくさせてしまう。
Hの夫とその両親が営んでいた苗木屋も、例外ではなかった。
事業をたたんで生活の糧を失い、Hと夫はそれぞれ働きに出るための仕事を探し始めた。
求人広告で「包丁で野菜をカットする仕事」という言葉を発見し、即座に応募したのはクリハラのパックセンターでのアルバイト。
20名ほどのパート従業員と数名の派遣スタッフが働き、社員と準社員の2名が統括している職場だった。
思いがけない提案
Hは採用後ほどなくパート従業員となったものの、生活のためを考えるとパートの給料では少し心許なく感じていた。
そこで、上司である社員に「転職を考えている」と打ち明けたところ、予想外の返事が返ってきた。
「それなら、ここで準社員として働き続けてはどうだろうか」。
統括している2名は、どちらも仕事がよくできる。
「私が準社員として加わることで足手まといになるのではないか」と不安を感じたが、会社が自分を気遣ってくれているのがわかり「も
う少しここで頑張ってみよう」と決意したのだった。
周囲のサポートに支えられて
準社員になった当初は、勤務時間は増えたが仕事内容に大きな変化はなかった。
ただし、社員ともう1人の準社員の休みが重なる日は、Hが現場に指示を出さなければならない。
そんなときは、休む2人があらかじめ下準備をしてくれていたり、パート従業員たちが温かい声をかけてくれたりしたおかげで、なんとか乗り切ることができた。
さらに、社長が心配して様子を見にきてくれたことも。
準社員として働き続けられたのは、周囲のサポートなしではあり得なかっただろう。
義母への深い感謝を胸に
Hが働きに出るようになり、家事や育児をすべて引き受けてくれた義母にも感謝している。
自身も休日には晩御飯を作ったり、子どもの勉強を見たりしているものの、義母の働きの比ではない。
家計のためとはいえ、義母に負担をかけすぎているのではないかと思うほどだ。
義母がいなければ今の自分はいない。
ありがたいことである。
できることを増やして
準社員として、こなせる仕事が徐々に増えてきたH。
それでもまだ、パート従業員に頼らなければならないことも多い。
自身が多くの仕事をこなせるようになれば、パートの皆にかかっている負荷を減らし、所得制限のある中でお願いしている残業時間も減らせるだろう。
Hはこれからも立場ある者としての責務を負い、スキルアップを目指して努力し続ける。
アルバイトからスタートし、パートタイマーそして準社員へと雇用形態が変わる中、勤務時間の増加や任される役割など、様々な変化を体験。
クリハラでのこれまでを振り返り、その胸の内を明かす。
生活のために始めた仕事
2014年2月、関東地方を中心に日本は大雪に見舞われた。
「平成26年豪雪」とも呼ばれるこの自然災害は、多くの農家のビニールハウスを軒並み使えなくさせてしまう。
Hの夫とその両親が営んでいた苗木屋も、例外ではなかった。
事業をたたんで生活の糧を失い、Hと夫はそれぞれ働きに出るための仕事を探し始めた。
求人広告で「包丁で野菜をカットする仕事」という言葉を発見し、即座に応募したのはクリハラのパックセンターでのアルバイト。
20名ほどのパート従業員と数名の派遣スタッフが働き、社員と準社員の2名が統括している職場だった。
思いがけない提案
Hは採用後ほどなくパート従業員となったものの、生活のためを考えるとパートの給料では少し心許なく感じていた。
そこで、上司である社員に「転職を考えている」と打ち明けたところ、予想外の返事が返ってきた。
「それなら、ここで準社員として働き続けてはどうだろうか」。
統括している2名は、どちらも仕事がよくできる。
「私が準社員として加わることで足手まといになるのではないか」と不安を感じたが、会社が自分を気遣ってくれているのがわかり「も
う少しここで頑張ってみよう」と決意したのだった。
周囲のサポートに支えられて
準社員になった当初は、勤務時間は増えたが仕事内容に大きな変化はなかった。
ただし、社員ともう1人の準社員の休みが重なる日は、Hが現場に指示を出さなければならない。
そんなときは、休む2人があらかじめ下準備をしてくれていたり、パート従業員たちが温かい声をかけてくれたりしたおかげで、なんとか乗り切ることができた。
さらに、社長が心配して様子を見にきてくれたことも。
準社員として働き続けられたのは、周囲のサポートなしではあり得なかっただろう。
義母への深い感謝を胸に
Hが働きに出るようになり、家事や育児をすべて引き受けてくれた義母にも感謝している。
自身も休日には晩御飯を作ったり、子どもの勉強を見たりしているものの、義母の働きの比ではない。
家計のためとはいえ、義母に負担をかけすぎているのではないかと思うほどだ。
義母がいなければ今の自分はいない。
ありがたいことである。
できることを増やして
準社員として、こなせる仕事が徐々に増えてきたH。
それでもまだ、パート従業員に頼らなければならないことも多い。
自身が多くの仕事をこなせるようになれば、パートの皆にかかっている負荷を減らし、所得制限のある中でお願いしている残業時間も減らせるだろう。
Hはこれからも立場ある者としての責務を負い、スキルアップを目指して努力し続ける。
株式会社クリハラには、設立以前から働き続けているスタッフが存在する。
計量室で計量を行っているS.Tだ。
前身であったクリハラ農園へ1989年9月に入社して以来、クリハラとともに歩んできたSに、会社の変化や、長期にわたる勤続の秘
訣について話を聞いた。
カット野菜製造の始まり
クリハラの社屋の駐車場の片隅には、かつて小さな平屋の建物があった。
入社当時のSが働いていた場所である。
「『クリハラ農園が深谷市のスーパーにカット野菜を卸すことになった。皮むきの働き手を探しているらしい』という話を聞いたおばあちゃん(姑)から紹介されたんです」。
集まったのは近所の人を中心に10名ほど。
慣れない作業に手のひらが真っ赤になった。
初めて野菜のカットや検品をこなす機械が導入された際には、その圧倒的な速さに驚いたという。
「昔は全部手作業でしたし、作っていたのは今とは比べ物にならないほど少ない量でした。でもそれが始まりだったのです」。
規模が拡大していく中で
当初は大和芋1種類だけだった野菜も種類が増えるにつれて用途ごとに切り方が増えていき、卸し先は小学校や惣菜店など多岐にわたるようになった。
社屋は何度も建て増しされ、クリハラは大きく拡大していったのだ。
長く働き続けられた秘訣の1つは、職場の和やかな雰囲気だ。
一緒に働く仲間が変わることはあっても、気の良い人たちばかりなのは変わらない。
昔は日帰り旅行も盛んで、現社長の母親である専務が企画し、花見や横浜中華街など色々な場所へ連れていってもらった。
山形出身で、関東に馴染みのなかったSは人一倍旅行を楽しんだという。
家族の介護を経て
70歳を過ぎた今でもSは2日に一度は5時間半の仕事をこなしているが、一時は辞めるという選択肢も頭をよぎった。
舅が寝たきりになり、介護が必要になったのだ。
会社が家庭の事情を汲んで時短勤務を許してくれたおかげで、仕事を続けることができたのだった。
また、Sは従業員同士がフォローし合う職場環境にも支えられてきた。
仲間とは「困ったときはお互い様」と気持ちよく助け合える関係を築いているという。
クリハラとSのこれから
休日は2人の孫と遊んだり、育てている野菜の世話をしたりすることが多いというS。
「夏にはモロヘイヤやナス、冬には玉ねぎやほうれん草などの種を蒔いて育てています。水やりは自然に任せるなど、頑張りすぎないのがポイント。少しずつ大きくなっていくのを見て孫たちと喜んでいます。食べられるようになるのが楽しみです」。
クリハラが株式会社となる前から、カット野菜製造を支え続けてきたS。
建物や設備、商品の量は様変わりしたが、働いている人々の温かさは変わらない。
周囲への感謝を胸に、これからもSは会社に貢献し続けていくだろう。
計量室で計量を行っているS.Tだ。
前身であったクリハラ農園へ1989年9月に入社して以来、クリハラとともに歩んできたSに、会社の変化や、長期にわたる勤続の秘
訣について話を聞いた。
カット野菜製造の始まり
クリハラの社屋の駐車場の片隅には、かつて小さな平屋の建物があった。
入社当時のSが働いていた場所である。
「『クリハラ農園が深谷市のスーパーにカット野菜を卸すことになった。皮むきの働き手を探しているらしい』という話を聞いたおばあちゃん(姑)から紹介されたんです」。
集まったのは近所の人を中心に10名ほど。
慣れない作業に手のひらが真っ赤になった。
初めて野菜のカットや検品をこなす機械が導入された際には、その圧倒的な速さに驚いたという。
「昔は全部手作業でしたし、作っていたのは今とは比べ物にならないほど少ない量でした。でもそれが始まりだったのです」。
規模が拡大していく中で
当初は大和芋1種類だけだった野菜も種類が増えるにつれて用途ごとに切り方が増えていき、卸し先は小学校や惣菜店など多岐にわたるようになった。
社屋は何度も建て増しされ、クリハラは大きく拡大していったのだ。
長く働き続けられた秘訣の1つは、職場の和やかな雰囲気だ。
一緒に働く仲間が変わることはあっても、気の良い人たちばかりなのは変わらない。
昔は日帰り旅行も盛んで、現社長の母親である専務が企画し、花見や横浜中華街など色々な場所へ連れていってもらった。
山形出身で、関東に馴染みのなかったSは人一倍旅行を楽しんだという。
家族の介護を経て
70歳を過ぎた今でもSは2日に一度は5時間半の仕事をこなしているが、一時は辞めるという選択肢も頭をよぎった。
舅が寝たきりになり、介護が必要になったのだ。
会社が家庭の事情を汲んで時短勤務を許してくれたおかげで、仕事を続けることができたのだった。
また、Sは従業員同士がフォローし合う職場環境にも支えられてきた。
仲間とは「困ったときはお互い様」と気持ちよく助け合える関係を築いているという。
クリハラとSのこれから
休日は2人の孫と遊んだり、育てている野菜の世話をしたりすることが多いというS。
「夏にはモロヘイヤやナス、冬には玉ねぎやほうれん草などの種を蒔いて育てています。水やりは自然に任せるなど、頑張りすぎないのがポイント。少しずつ大きくなっていくのを見て孫たちと喜んでいます。食べられるようになるのが楽しみです」。
クリハラが株式会社となる前から、カット野菜製造を支え続けてきたS。
建物や設備、商品の量は様変わりしたが、働いている人々の温かさは変わらない。
周囲への感謝を胸に、これからもSは会社に貢献し続けていくだろう。
2016年、株式会社クリハラに入社したT.E。
様々な部署での勤務を経て、着実に成長を続けてきた。
現在はセット室に所属し、食材の包装作業に従事するTに、入社の経緯やこれまでの経験について話を聞いた。
食品の世界へ飛び込んだいきさつ
高校時代、進路について考えていたTはOBの講演会に参加した。
農業関係の学校に進学した先輩は、壇上で生き生きと学校生活の楽しさを語っていた。
その姿はとてもまぶしく、Tは自然と農業に興味を持つようになる。
高校卒業後は、農業系の専門学校へと進学。
食品加工を学び、学校で勉強したことに関連する企業に就職しようと考え、クリハラに入社したのである。
プレッシャーに打ち勝つまで
最初に配属されたのは、生産管理室だった。
担当したのは、商品の詳細が書かれたシールを貼付したり、でき上がってきた商品をお店ごとに仕分けて梱包する作業だ。
失敗できないというプレッシャーから、当初は緊張してうまく作業できなかった。
だが、一つずつ丁寧に確認し、確実に商品を仕分けて出荷できるようになるにつれ、徐々に自信がついてくる。
1年も経つころには、すっかり作業に慣れることができたのだった。
ミスをなくすための工夫
2年ほど生産管理室に勤めた後は、調理室に異動となり、主に商品に添付されるタレを製造した。
何より大変だったのは、暑さとの闘いだ。
ボイラーの熱気にさらされながら、最大20リットルもの大鍋と格闘していると、体力をかなり消耗する。
体調を見ながら無理せず作業すると同時に、水分補給に努め、調理をこなしていった。
集中力が切れて、万が一レシピを間違えでもすれば、クリハラの信頼に傷がついてしまう。
その責任を肩に背負い、懸命に鍋と向き合った。
失敗を回避するために確認を徹底していたTだが、セット室に配属になってからは苦戦した。
数センチ単位の異なる規格を見落とし、商品のセットを間違えた経験もある。
そこで現在は、同じことを繰り返さないよう、探している材料を声に出すことを意識している。
「どんな規格の何の野菜を探しているのか」を周囲と共有すれば、万が一誤ったものを取ったとしても、気づきやすくなるからだ。
こうして、自分にとってベストな作業方法を常に考え、ミスをできる限り少なくしてきたのである。
苦手なことを克服し、新たな目標を見出す
以前は、パート従業員に対して指示をうまく伝えることができなかったというT。
特に、「急いでほしい」など、相手にとって耳が痛い指示を出すのはためらわれた。
だが、今では少しずつ適切な声かけができるようになってきた。
「今後も出荷時間に間に合わせるために、スムーズに作業できるよう、段取りを組んでいきたいと思っています。
皆さんが落ち着いて仕事を行える環境を整えていくつもりです」。
失敗を乗り越え、社員として求められている管理能力も培ってきたT。
これからも成長を続け、クリハラの発展に寄与していくに違いない。
様々な部署での勤務を経て、着実に成長を続けてきた。
現在はセット室に所属し、食材の包装作業に従事するTに、入社の経緯やこれまでの経験について話を聞いた。
食品の世界へ飛び込んだいきさつ
高校時代、進路について考えていたTはOBの講演会に参加した。
農業関係の学校に進学した先輩は、壇上で生き生きと学校生活の楽しさを語っていた。
その姿はとてもまぶしく、Tは自然と農業に興味を持つようになる。
高校卒業後は、農業系の専門学校へと進学。
食品加工を学び、学校で勉強したことに関連する企業に就職しようと考え、クリハラに入社したのである。
プレッシャーに打ち勝つまで
最初に配属されたのは、生産管理室だった。
担当したのは、商品の詳細が書かれたシールを貼付したり、でき上がってきた商品をお店ごとに仕分けて梱包する作業だ。
失敗できないというプレッシャーから、当初は緊張してうまく作業できなかった。
だが、一つずつ丁寧に確認し、確実に商品を仕分けて出荷できるようになるにつれ、徐々に自信がついてくる。
1年も経つころには、すっかり作業に慣れることができたのだった。
ミスをなくすための工夫
2年ほど生産管理室に勤めた後は、調理室に異動となり、主に商品に添付されるタレを製造した。
何より大変だったのは、暑さとの闘いだ。
ボイラーの熱気にさらされながら、最大20リットルもの大鍋と格闘していると、体力をかなり消耗する。
体調を見ながら無理せず作業すると同時に、水分補給に努め、調理をこなしていった。
集中力が切れて、万が一レシピを間違えでもすれば、クリハラの信頼に傷がついてしまう。
その責任を肩に背負い、懸命に鍋と向き合った。
失敗を回避するために確認を徹底していたTだが、セット室に配属になってからは苦戦した。
数センチ単位の異なる規格を見落とし、商品のセットを間違えた経験もある。
そこで現在は、同じことを繰り返さないよう、探している材料を声に出すことを意識している。
「どんな規格の何の野菜を探しているのか」を周囲と共有すれば、万が一誤ったものを取ったとしても、気づきやすくなるからだ。
こうして、自分にとってベストな作業方法を常に考え、ミスをできる限り少なくしてきたのである。
苦手なことを克服し、新たな目標を見出す
以前は、パート従業員に対して指示をうまく伝えることができなかったというT。
特に、「急いでほしい」など、相手にとって耳が痛い指示を出すのはためらわれた。
だが、今では少しずつ適切な声かけができるようになってきた。
「今後も出荷時間に間に合わせるために、スムーズに作業できるよう、段取りを組んでいきたいと思っています。
皆さんが落ち着いて仕事を行える環境を整えていくつもりです」。
失敗を乗り越え、社員として求められている管理能力も培ってきたT。
これからも成長を続け、クリハラの発展に寄与していくに違いない。
カット野菜の製造過程の最終段階にあたる、計量と包装を担当する計量室。
入社以来、10年以上にわたり計量室に籍を置くのが、N.Sだ。
株式会社クリハラとの出会いや、これまでの思い出を聞いた。
人間関係に恵まれた職場
新しい仕事を探すために求人情報を眺めていた際、Nは「クリハラ」の名前を見つけると、すぐに応募を決意したという。
「雰囲気が良さそうな会社だ」と直感したのが一番の理由だった。
クリハラは自宅から10分ほどの距離にあり、実家へ行く際の通り道に位置していた。
それまで何度も建物の前を通り過ぎるたびに、外から見ただけの感想ではあるものの、毎回好印象を抱いていたのだ。
入社が決まり、実際に働き始めてみると、その直感が正しかったと知る。
女性の多い職場というのは人間関係がこじれたり、もめごとが発生したりするケースも多いものだが、クリハラではそのようなことが一切なかったのだ。
「働いている者同士、助け合おう」。
そのような感覚が、全員の間に浸透している。
担当は野菜の種別ごとに分けられ、どこかで遅れが出ているのを見て取れば、互いに声をかけ合ってサポートに入り、持ちつ持たれつの関係性を築いている。
長い間、働いてこられた理由
家事育児のかたわら働いてきたNにとって、周囲のサポートは働く上で欠かせないものだった。
夫の両親や子どもたちによる、差し入れや家事の手伝いもそうだが、何よりありがたく感じたのは職場の理解だった。
入社した当初、末の子はまだ高校生。
荒天時には子どもを学校に送り届ける必要があり「少し遅れます」と連絡を入れると、いつでも快く受け入れてくれた。
これまで長い間働くことができたのは、そのように助けてくれた人たちのおかげ。
今はそのすべてに感謝しているという。
任された仕事はきちんとやり遂げる
パート勤務の沼田の勤務時間は9時から15時。
現在担当している野菜はプリーツレタスだ。
全体の量を見て、任された分量は必ず時間内に終わらせるように、一日のペース配分を考えながら作業を進めている。
Nの手なら一つかみで、だいたい100グラム。
300グラムならば、およそ5枚分。
長年の経験により、目と手の感覚で野菜の重さが分かってくるものだ。
何度も野菜を出し入れしていると、しなびてしまうし、傷つくリスクも高くなる。
一度手に触れたものは、なるべくそれ以上は触らないよう心がけている。
子育てが一段落した今、一番の癒しは、帰宅を心待ちにしてくれている猫たち。
夜も一緒に寝るほどかわいがっている大切な存在だ。
そんなNは、これからも周囲への感謝を胸に、食卓の彩りとなるお惣菜を届けるため、仕事にまい進するだろう。
開発営業部
学生時代に栄養士の資格を取り、食品会社の開発部に配属されたS.S。
商品開発の面白さと魅力に引かれ、2017年に株式会社クリハラへ入社した後は、開発の仕事に一層没頭する日々を送っている。
その原点と今後の展望などを聞いた。
商品開発の面白さと魅力に引かれ、2017年に株式会社クリハラへ入社した後は、開発の仕事に一層没頭する日々を送っている。
その原点と今後の展望などを聞いた。
確信した瞬間
「いろいろな物を食べて、味覚を磨いてこい」。
以前の食品会社に勤めていた際、工場長の言葉に刺激を受け、商品開発に取りかかったものの、一筋縄にはいかなかった。
「既製品との差別化を」と思えば思うほどイメージは湧かず、商品提案もままならない。
想像とかけ離れた仕上がりに「お客様に申し訳ない」とまで思い詰めた時もあったが、それでも商品ができ上がっていく過程を見るのは面白かった。
ある日、手がけた商品をお客様が「美味しいね」と嬉しそうに口に運ぶ姿を目にした瞬間は忘れられない。
「すごい! 私が作った物で人を幸せにできるのだ!」
雷に打たれたような衝撃を受けた。こうして食の持つ力に魅了されたのである。
思いが伝わったかのような巡り合い
出産・子育てを経て再び働き始めたSが次の職場に選んだのは、保育園。子どもたちの給食作りに精を出した。
「このおやつ美味しかった」といわれると
「よーし! 次は少し工夫してみよう。食べたらどんな顔をするかな」と、ワクワクが止まらない。
「人が幸せを感じる物を新しく生み出したいと、改めて気づいたのです」。
開発者を募集するクリハラの求人票が目に留まったのは、子どもたちとの触れ合いを通し、自らの思いを再認識した折だった。
息子たちが自立し始めたことも後押しとなり、迷わず入社を決意したのである。
勉强あるのみ
クリハラに入社し、再び商品開発に携わることになった。
進めるべき仕事の他にも手がけたいことがあり手一杯だが、チーム全員の自発的な行動や提案に助けられている。
目的に向かって一致団結できるのが嬉しい。
開発力をさらに底上げするべく、休日も勉強を欠かさない。
その一環として、コロナ禍以前は、自主的に結婚式場のバックヤードに入り、人数分の盛りつけをしていた。
見た目の美しさは満足感につながる。
日常何気なく食べる水菜も、盛りつけ次第で見違えるほど華やかに変わるのだ。
そういった瞬間が何とも楽しい。
今は、再び勉強の場に立てる日を待ち望んでいる。
商品の質を保つ オリジナリティーも
仕事に全力投球するのは、ひとえに「安定した開発室を作り上げたい」との思いからだ。
常に一定のクオリティーを保つのは、会社にとっても必要なこと。
そのために、商品開発から提案方法の流れまでをマニュアル化し、盤石な基礎を築いている最中だ。
今後の展望については、次のように語る。
「単なる惣菜以上の物を作りたい。食用花を使用するなど、他にはない商品を目指したいと思います」。
この仕事の一番の魅力は、食で人を幸せにできること。
明確な信念と周囲への感謝を胸に、これからも確かな足取りで歩み続ける。
「仕事の大小に関わらず、全力で」
その信念を胸に、営業一筋で仕事に打ち込んできたY.Mに、長年かけて培ったこだわりの営業スタイルや大切にしていること、今後の展望について聞いた。
お客様と直接会うことを大切に
株式会社クリハラへ入社したのは2014年の5月だ。
その頃、営業担当者は社長とYの二人だけだったが、現在は倍近くに増加し活動の範囲も広がった。
社員の年齢層も30代が中心と、若々しさのある職場となっている。
そんな中、Yの営業スタイルが後輩社員に影響を与えている。
メールや電話など様々なコミュニケーションの手段が発達した現代では、直接会わなくとも商談を進めることは不可能ではない。
だがYは、社会人になったばかりの頃に教わった「直接会って話す」という教えを大切にしている。
お客様と対面で話をすることで、声のトーンや表情を通し、何を考えているのかを素早く感じ取り、スムーズに物事を進めることができる。
そこに長い営業経験で培った察知する能力が加わり、要望を正確に聞き取りきめ細かい対応ができるという。
後輩社員の中にはそのスタイルを踏襲する者も少なくない。
なぜならこの方法は、扱う商材の良さを的確にお客様に伝えられ、確実に結果としての売り上げに反映されるからである。
仕事は与えられるものではなく、自分で作るもの
Yに大きな影響を与えているものの一つに、「仕事は自分で作るべき」「小さな仕事でも全力でやる」という言葉がある。
自動車販売の営業をしていた20代の頃に、上司から言われた言葉だ。
クリハラに入社した時には関東だけだった営業範囲を、地道な営業活動で甲信越まで広げ受注を増やしたのは、まさに自分で作り出した仕事の一つ。
会社が今日まで成長を続けたのは、Yの積極的な営業姿勢によるところも大きい。
また、クリハラの強みとして、惣菜をお客様と一緒に作った上で、野菜の量や味付けまで要望を聞き、そのスーパーだけのオリジナルのお惣菜を製造・納品できる点がある。
大手チェーンのスーパーはどこの店舗も同じ味の惣菜を揃えていることが多く、クリハラのお客様であるスーパーとしては差別化を図ることができ、好評だという。
このサービスは、営業の手間やフットワーク、気配り無くしては実現できない。
小さな仕事でも全力で取り組むことの積み重ねで培ったYの経験が、ここでも大いに生きているのだ。
「常に第一線で活躍し続けたいです、若い人には負けたくないですね」と語るY。
その人情味溢れる営業活動が、これからも私たちの食卓においしさと笑顔を届けてくれるだろう。
その信念を胸に、営業一筋で仕事に打ち込んできたY.Mに、長年かけて培ったこだわりの営業スタイルや大切にしていること、今後の展望について聞いた。
お客様と直接会うことを大切に
株式会社クリハラへ入社したのは2014年の5月だ。
その頃、営業担当者は社長とYの二人だけだったが、現在は倍近くに増加し活動の範囲も広がった。
社員の年齢層も30代が中心と、若々しさのある職場となっている。
そんな中、Yの営業スタイルが後輩社員に影響を与えている。
メールや電話など様々なコミュニケーションの手段が発達した現代では、直接会わなくとも商談を進めることは不可能ではない。
だがYは、社会人になったばかりの頃に教わった「直接会って話す」という教えを大切にしている。
お客様と対面で話をすることで、声のトーンや表情を通し、何を考えているのかを素早く感じ取り、スムーズに物事を進めることができる。
そこに長い営業経験で培った察知する能力が加わり、要望を正確に聞き取りきめ細かい対応ができるという。
後輩社員の中にはそのスタイルを踏襲する者も少なくない。
なぜならこの方法は、扱う商材の良さを的確にお客様に伝えられ、確実に結果としての売り上げに反映されるからである。
仕事は与えられるものではなく、自分で作るもの
Yに大きな影響を与えているものの一つに、「仕事は自分で作るべき」「小さな仕事でも全力でやる」という言葉がある。
自動車販売の営業をしていた20代の頃に、上司から言われた言葉だ。
クリハラに入社した時には関東だけだった営業範囲を、地道な営業活動で甲信越まで広げ受注を増やしたのは、まさに自分で作り出した仕事の一つ。
会社が今日まで成長を続けたのは、Yの積極的な営業姿勢によるところも大きい。
また、クリハラの強みとして、惣菜をお客様と一緒に作った上で、野菜の量や味付けまで要望を聞き、そのスーパーだけのオリジナルのお惣菜を製造・納品できる点がある。
大手チェーンのスーパーはどこの店舗も同じ味の惣菜を揃えていることが多く、クリハラのお客様であるスーパーとしては差別化を図ることができ、好評だという。
このサービスは、営業の手間やフットワーク、気配り無くしては実現できない。
小さな仕事でも全力で取り組むことの積み重ねで培ったYの経験が、ここでも大いに生きているのだ。
「常に第一線で活躍し続けたいです、若い人には負けたくないですね」と語るY。
その人情味溢れる営業活動が、これからも私たちの食卓においしさと笑顔を届けてくれるだろう。
2022年に株式会社クリハラへ新卒入社したA.A。
高等学校と専門学校で農業を学び、野菜に関わる仕事がしたくてクリハラを志願したという。
働きはじめてから1年で、Aはどのような経験をし、成長を遂げてきたのだろうか。
周囲の人の長所を取り入れて
入社したての頃は、日常業務の基本を身につけるだけで精一杯だったというA。
最初のハードルは、社員の顔と名前を一致させること。
クリハラは社員数が多く、部署をまたいで覚えるのはかなり骨が折れたという。
次に苦労したのは、指示された作業を時間内に終えることだ。
そこでAは、同じ課で働く人たちに目を向けることにした。
クリハラの先輩たちは個性的な人が多く、同じ営業職でも得意とする分野が一人ひとり異なる。
スピーディーに仕事を終わらせるにはどうすれば良いか。どのような手順で進めれば良いか。
自信のない作業を素早くこなしている人の方法を真似しながら、一つひとつ壁を乗り越えていった。
ようやく実感した成長ポイント
「まだ簡単な作業しかできませんが、せめて言われたことだけはしっかりこなせるようにしています」。
入社から1年が経ったものの、一人前に仕事ができるようになったと胸を張って言えるレベルには達していないという。
わからない点もまだ多く、「自分なりの営業スタイルを確立する」という理想には程遠い状況。
それでも、自身の勉強不足を真摯に受け止め、先輩たちが働く姿を観察したり、助言をもらったりして、少しで
もパフォーマンスを上げられるように努力を重ねてきた。
その甲斐あって、周囲からの評価が徐々にアップ。
最近は営業の担当を1人で任せてもらう機会が増えている。
自分の仕事だけでなく、周囲の状況に目を配り、サポートを申し出るほどの余裕も出てきた。
1日も早く一人前になるために
「提案した商品が認可されたときや、その商品がお客様の手元に実際に届いたところを見ると、やりがいを感じます」というA。
こなすだけで精一杯だったレベルを脱し、仕事の醍醐味を味わえるようになってきた。
とはいえ、好事魔多しで、心に余裕が生まれればミスも発生しやすくなる。
最近になって増えはじめたミスをゼロにすることが、今掲げている目標だ。
2023年4月で、入社2年目に突入。今後は担当を任される営業も少しずつ増えていくだろう。
先輩の見よう見まねで少しずつ身につけてきた作業の効率化も、さらに進めていかなければならない。
「私はまだ一部の取引先しか任されていないので、2年目は売り上げで営業課の仲間と同じくらいの結果を出せるように頑張ります」。
持ち前のプラス思考で、周囲からの指摘を前向きに捉え、改善に活かしているというA。
あふれる向上心を胸に、これからも成長し続けていくだろう。
高等学校と専門学校で農業を学び、野菜に関わる仕事がしたくてクリハラを志願したという。
働きはじめてから1年で、Aはどのような経験をし、成長を遂げてきたのだろうか。
周囲の人の長所を取り入れて
入社したての頃は、日常業務の基本を身につけるだけで精一杯だったというA。
最初のハードルは、社員の顔と名前を一致させること。
クリハラは社員数が多く、部署をまたいで覚えるのはかなり骨が折れたという。
次に苦労したのは、指示された作業を時間内に終えることだ。
そこでAは、同じ課で働く人たちに目を向けることにした。
クリハラの先輩たちは個性的な人が多く、同じ営業職でも得意とする分野が一人ひとり異なる。
スピーディーに仕事を終わらせるにはどうすれば良いか。どのような手順で進めれば良いか。
自信のない作業を素早くこなしている人の方法を真似しながら、一つひとつ壁を乗り越えていった。
ようやく実感した成長ポイント
「まだ簡単な作業しかできませんが、せめて言われたことだけはしっかりこなせるようにしています」。
入社から1年が経ったものの、一人前に仕事ができるようになったと胸を張って言えるレベルには達していないという。
わからない点もまだ多く、「自分なりの営業スタイルを確立する」という理想には程遠い状況。
それでも、自身の勉強不足を真摯に受け止め、先輩たちが働く姿を観察したり、助言をもらったりして、少しで
もパフォーマンスを上げられるように努力を重ねてきた。
その甲斐あって、周囲からの評価が徐々にアップ。
最近は営業の担当を1人で任せてもらう機会が増えている。
自分の仕事だけでなく、周囲の状況に目を配り、サポートを申し出るほどの余裕も出てきた。
1日も早く一人前になるために
「提案した商品が認可されたときや、その商品がお客様の手元に実際に届いたところを見ると、やりがいを感じます」というA。
こなすだけで精一杯だったレベルを脱し、仕事の醍醐味を味わえるようになってきた。
とはいえ、好事魔多しで、心に余裕が生まれればミスも発生しやすくなる。
最近になって増えはじめたミスをゼロにすることが、今掲げている目標だ。
2023年4月で、入社2年目に突入。今後は担当を任される営業も少しずつ増えていくだろう。
先輩の見よう見まねで少しずつ身につけてきた作業の効率化も、さらに進めていかなければならない。
「私はまだ一部の取引先しか任されていないので、2年目は売り上げで営業課の仲間と同じくらいの結果を出せるように頑張ります」。
持ち前のプラス思考で、周囲からの指摘を前向きに捉え、改善に活かしているというA。
あふれる向上心を胸に、これからも成長し続けていくだろう。
2021年に株式会社クリハラへ入社したA.H。
未経験だった営業事務の仕事にもようやく慣れ、優しい人たちに囲まれて充実した日々を送っている。
常に前向きな姿勢で業務に取り組むAに、仕事をする上で心掛けていることやプライベートなどを聞いた。
入社の決め手は、温かな社内の雰囲気
以前は、飲食店を経営する会社で一般事務の仕事をしていたA。
新型コロナウイルスの影響で仕事量が減ってしまい、転職を考えるようになる。
そんな時、出会ったのがクリハラだったのだ。
前職の経験を活かせると思い、さっそく応募した。
面接のためにオフィスを訪れると、社内の雰囲気はとても和やかだった。
さらに、二次面接で話をした社長の温かい人柄にも惹かれ、「ここで働きたい」との思いが強くなっていく。
面接が進むにつれて話が弾むと、社長から思わぬ提案をされたのである。
「そのコミュニケーション能力を活かして、営業事務として働きませんか」。
前職が事務だったとはいえ、営業関連の仕事はしていない。
一瞬、どうしようかと悩んだものの、未知の分野に挑戦できる機会だと捉え、新たな一歩を踏み出したのだった。
円滑なコミュニケーションのために
現在は規格書の作成やサンプル依頼、お客様とのやりとりなどを担当している。慣れない業務もたくさんあるため、周りに助けてもらいながら必死に覚える毎日だ。
Aが仕事をする上で常に心掛けているのは、笑顔で周りと接すること。
周囲の人には気持ちよく仕事をしてほしい。それがAの願いでもある。
周りにはあまり知られていないが、実は人見知り。
人と接するときは、いつも緊張してしまう。
だからこそ表情が硬くならないように、仕事でも日常生活でも笑顔を絶やさないように意識しているのだ。
そうすることで自然とコミュニケーションがとりやすくなり、良好な人間関係を構築しやすくなった。
Aにとって笑顔は、円滑に仕事を進めるための重要なツールなのである。
孫に癒されて仕事への活力を補う
プライベートでは幼い6人の孫に囲まれているA。
誕生日や季節のイベントのたびに皆で集まるため、毎月のように一緒に食事をしたり、パーティーを開いたりと大忙しだ。
大人も含めると10人以上が一堂に会するため、食事の準備だけでも大仕事だが、孫たちの成長に癒される貴重なリフレッシュタイムでもある。
中でも一番年上のお姉ちゃんとして、なかなか大人に甘える機会のない孫とは、2人でスーパー銭湯に行く。たっぷり甘える時間を作ってあげるのも大切な役割。
会社で営業の補佐をするのと同様、家では母親業をしっかりアシストしているのだ。
「子育てはベテランでも、クリハラでの仕事はまだまだ失敗ばかりです」。
今は、一つひとつミスをなくし、少しでも早く頼れる戦力となるのが目標だ。
全力で仕事と向き合うAは、これからも向上心を絶やすことなく、走り続けていくだろう。
未経験だった営業事務の仕事にもようやく慣れ、優しい人たちに囲まれて充実した日々を送っている。
常に前向きな姿勢で業務に取り組むAに、仕事をする上で心掛けていることやプライベートなどを聞いた。
入社の決め手は、温かな社内の雰囲気
以前は、飲食店を経営する会社で一般事務の仕事をしていたA。
新型コロナウイルスの影響で仕事量が減ってしまい、転職を考えるようになる。
そんな時、出会ったのがクリハラだったのだ。
前職の経験を活かせると思い、さっそく応募した。
面接のためにオフィスを訪れると、社内の雰囲気はとても和やかだった。
さらに、二次面接で話をした社長の温かい人柄にも惹かれ、「ここで働きたい」との思いが強くなっていく。
面接が進むにつれて話が弾むと、社長から思わぬ提案をされたのである。
「そのコミュニケーション能力を活かして、営業事務として働きませんか」。
前職が事務だったとはいえ、営業関連の仕事はしていない。
一瞬、どうしようかと悩んだものの、未知の分野に挑戦できる機会だと捉え、新たな一歩を踏み出したのだった。
円滑なコミュニケーションのために
現在は規格書の作成やサンプル依頼、お客様とのやりとりなどを担当している。慣れない業務もたくさんあるため、周りに助けてもらいながら必死に覚える毎日だ。
Aが仕事をする上で常に心掛けているのは、笑顔で周りと接すること。
周囲の人には気持ちよく仕事をしてほしい。それがAの願いでもある。
周りにはあまり知られていないが、実は人見知り。
人と接するときは、いつも緊張してしまう。
だからこそ表情が硬くならないように、仕事でも日常生活でも笑顔を絶やさないように意識しているのだ。
そうすることで自然とコミュニケーションがとりやすくなり、良好な人間関係を構築しやすくなった。
Aにとって笑顔は、円滑に仕事を進めるための重要なツールなのである。
孫に癒されて仕事への活力を補う
プライベートでは幼い6人の孫に囲まれているA。
誕生日や季節のイベントのたびに皆で集まるため、毎月のように一緒に食事をしたり、パーティーを開いたりと大忙しだ。
大人も含めると10人以上が一堂に会するため、食事の準備だけでも大仕事だが、孫たちの成長に癒される貴重なリフレッシュタイムでもある。
中でも一番年上のお姉ちゃんとして、なかなか大人に甘える機会のない孫とは、2人でスーパー銭湯に行く。たっぷり甘える時間を作ってあげるのも大切な役割。
会社で営業の補佐をするのと同様、家では母親業をしっかりアシストしているのだ。
「子育てはベテランでも、クリハラでの仕事はまだまだ失敗ばかりです」。
今は、一つひとつミスをなくし、少しでも早く頼れる戦力となるのが目標だ。
全力で仕事と向き合うAは、これからも向上心を絶やすことなく、走り続けていくだろう。
2015年に株式会社クリハラに入社し、営業事務で様々な書類作成を担当してきたO.M。
2021年の4月には課長に就任し、日々の業務や後輩指導に奮闘している。
そんなOに、仕事での経験や今後の目標について尋ねた。
新天地を求めて
以前は保育園で栄養士として働いていたO。
在職中に管理栄養士の資格も取るほど仕事に打ち込んでいたが「ほかの職場での経験も積みたい」と考え、新天地を求めた。
そこでクリハラの求人を目にした。
昔から食品関係への関心が高かったこともあり、入社を決意。
事務職での新たな挑戦が始まった。
リモートワークへの移行
入社後は営業事務を担当し、営業担当が企画する商品の見積書や商品サンプルの手配書、社内周知のための規格書など、様々な書類作成を行ってきた。
周囲と協力しながら仕事を進め、信頼関係もできてきたが、結婚を機に千葉へ移り住むことに。
会社としてリモートワークを推進していたこともあり、2020年の7月からは自宅で業務を行っている。
パソコンの画面上で書類を確認する必要があるなど、多少の不便はあるが、通勤もなく家のことにも融通を利かせられるため、むしろ働きやすいと感じる面も。
これまで大きな問題もなく、業務が進められている。
何より、同じ職場で仕事をしていた仲間たちが頻繁に連絡をくれるため、心強く感じられるという。
課長職への挑戦
2021年の3月に組織体制が変動し、Oは営業事務の課長に就任。
指導する立場になり、初めて上に立つことの難しさを痛感。
一生懸命になるあまり、部下の業務に対して世話を焼きすぎてしまう時もあった。
個々の自主性をうまく引き出し、能動的な働き方をしっかりと根付かせることこそが、自身の第一の務めであり、今はその方法を模索している段階だ。
様々な悩みを抱える中、同時期に課長に就任した仲間と連絡を取ったり、部課長会議で意見交換をしたりして、支え合いながら業務を進めている。
また、会社としても社員が働きやすい環境を常に追求しており、社長自らがいつでも親身に対応してくれた。
現在は正確な意思疎通を唱える「識学」の考え方を取り入れ、積極的に研修を行っており、Oも課長としての働き方を学んでいる。
今後の目標
休日には、たまに行く夫との外食や買い物などが楽しみの一つ。
また、山や寺社、美術館など、静かな場所を好む。
現在はコロナ禍でなかなか外出できないが、いずれは千葉県内をじっくりと巡るつもりだ。
職場は離れているが、この先もクリハラで長く働いていきたいと考えている。営業事務として、課長として、まずは識学をしっかりと学び、トラブルやクレームを減らすことで会社に貢献していきたい。
誰もが働きやすい環境を目指し、これからもOは、縁の下でクリハラを支え続けるだろう。
管理部
カット野菜や惣菜キットの消費期限の管理、工場内の衛生管理や菌検査など、様々な業務を行っている品質管理課。T.Sは2022年3月にクリハラ株式会社へ中途入社し、この部署の新たなメンバーとなった。真面目にコツコツと仕事に向き合う姿勢が高く評価されているTに、入社の経緯や今後の目標について聞いた。
視野を広げてクリハラで再出発
大学で学んだ畜産の知識を活かそうと、卒業後は牧場に就職した。慣れない力仕事は大変だったが、大好きな動物と接する楽しさもあり、やりがいを持って働いていたという。
だが3年ほどが経つと、「もっと違う形で農業に携わってみたい」との思いが芽生えた。新たな進路を探る中で、目を留めたのがクリハラ。事業内
容を見て、生産者と消費者の間に立つというポジションなら、自分にできることも多いだろうと期待したのだった。
現場のリアルな声を大切に
「あまり器用なほうではないと思っています」と、自身について控えめに語るT。だからこそ、一つひとつの仕事に丁寧に向き合おうと努めている。そして、わからないことがあっても安易に周囲を頼らず、まずは自分で調べる。異業種からの転職というハンディもあるが、だからといって受け身ではいけない。自分から積極的に動くよう心がけている。
一方、チームで進めている業務では、メンバーとの連携が不可欠。日々の報連相を欠かさず、日常的な会話も大切にしている。互いが意見を言いやすい関係を維持することが、仕事の効率化にもつながると考えているのだ。
「私は普段、現場に出ていないので、工場で働くパートさんや社員さんのリアルな意見がとても参考になるのです。気になることは何でも気軽に
言ってもらえたら嬉しい限りです」。
どうしても克服したい課題
入社して8か月。職場にはすっかり馴染んでいるTだが、できるだけ早く克服したいことがあるという。それは、クレーム対応。
「人為的なミスなら原因の追究や改善もしやすいのですが、特定が難しいケースもあって……。素早く対処できないときは、自分の未熟さを痛感してしまいます」。
クレームをうけて、関係部署に指示を出すのも品質管理部課の大切な仕事だが、自信がないため、上司の指示を仰いでいる状態。もっと経験を積み、
スピーディーに動けるようになるのが今後の課題だ。
いつかは頼られる存在に
休憩時間や仕事終わりに、上司や同僚と他愛のない雑談ができる。そんなクリハラの職場環境を、Tはとても気に入っているという。品質管理に関してはまだまだ知識不足だが、丁寧に教え、助けてくれる先輩たちにいつも支えられている。
「今は迷惑をかけてしまうことも多いのですが、できれば、周りの方から頼ってもらえるような存在になれたら良いですね」。
自身の課題と真摯に向き合い、克服するべく努めてきたT。いずれは後輩の目標になるような人材に成長し、クリハラを支えていくに違いない。
視野を広げてクリハラで再出発
大学で学んだ畜産の知識を活かそうと、卒業後は牧場に就職した。慣れない力仕事は大変だったが、大好きな動物と接する楽しさもあり、やりがいを持って働いていたという。
だが3年ほどが経つと、「もっと違う形で農業に携わってみたい」との思いが芽生えた。新たな進路を探る中で、目を留めたのがクリハラ。事業内
容を見て、生産者と消費者の間に立つというポジションなら、自分にできることも多いだろうと期待したのだった。
現場のリアルな声を大切に
「あまり器用なほうではないと思っています」と、自身について控えめに語るT。だからこそ、一つひとつの仕事に丁寧に向き合おうと努めている。そして、わからないことがあっても安易に周囲を頼らず、まずは自分で調べる。異業種からの転職というハンディもあるが、だからといって受け身ではいけない。自分から積極的に動くよう心がけている。
一方、チームで進めている業務では、メンバーとの連携が不可欠。日々の報連相を欠かさず、日常的な会話も大切にしている。互いが意見を言いやすい関係を維持することが、仕事の効率化にもつながると考えているのだ。
「私は普段、現場に出ていないので、工場で働くパートさんや社員さんのリアルな意見がとても参考になるのです。気になることは何でも気軽に
言ってもらえたら嬉しい限りです」。
どうしても克服したい課題
入社して8か月。職場にはすっかり馴染んでいるTだが、できるだけ早く克服したいことがあるという。それは、クレーム対応。
「人為的なミスなら原因の追究や改善もしやすいのですが、特定が難しいケースもあって……。素早く対処できないときは、自分の未熟さを痛感してしまいます」。
クレームをうけて、関係部署に指示を出すのも品質管理部課の大切な仕事だが、自信がないため、上司の指示を仰いでいる状態。もっと経験を積み、
スピーディーに動けるようになるのが今後の課題だ。
いつかは頼られる存在に
休憩時間や仕事終わりに、上司や同僚と他愛のない雑談ができる。そんなクリハラの職場環境を、Tはとても気に入っているという。品質管理に関してはまだまだ知識不足だが、丁寧に教え、助けてくれる先輩たちにいつも支えられている。
「今は迷惑をかけてしまうことも多いのですが、できれば、周りの方から頼ってもらえるような存在になれたら良いですね」。
自身の課題と真摯に向き合い、克服するべく努めてきたT。いずれは後輩の目標になるような人材に成長し、クリハラを支えていくに違いない。
総務に所属しているH.Rは、2017年に株式会社クリハラに入社した。入社以来、社員のサポート役として業務をこなし、現在はシステムの開発にも携わっている。
複雑な処理をこなす技術
システム開発の業務は、経験や知識が増えれば増えるほど、成果が出て対応できる作業の範囲も広がる。以前はまだ手探りの部分もあり、マクロ機能を使って転記作業を自動化するような単純なものだった。しかし最近は、より複雑な処理ができるシステムを組むこともできるようになったという。
現在は、新しい生産管理システムの導入に向けて、協力会社と協議中。打ち合わせに参加し、専門的な技術について討論できるくらいの知識がつき、自身の成長を実感する日々だ。
共通認識を大切に
業務の精度をよりあげるためにHが一番大切にしているのが、事前のヒアリングだ。システムを構築する前に、依頼者がどのような仕様を求めているのか正確に把握しておかないと、せっかく製作しても使えないものになってしまう。そのようなミスを防ぐため、着手する前にお互いの認識を共有しておくようにしている。
危機を乗り越えたことで得られた自信
近年最も苦労したのは、2020年10月に生産管理システムの一部が故障したとき。「システムが使えないと出荷ができないため、困っている」と聞き、すぐに会社に駆けつけた。夜の9時ごろまでかけて、なんとか不具合を補えるようなシステムを構築。
「期待を裏切らずにやり遂げることができて、うれしい気持ちになりましたね」。クリハラにとって必要不可欠なシステムの復旧が、自分の頑張りにかかっているというプレッシャーはあったが、貢献できたことが自信になった。
さらなる高みへ
仕事でやりがいを感じるのは、依頼者の要望のとおりにシステムを構築できたとき。そして実際に機械を使ってもらい、「ありがとう」と喜んでもらえた瞬間は達成感があり、次の仕事のモチベーションになっている。
世の中ではデジタルトランスフォーメーションが盛んで、今後ますますデジタル技術の発展が予想される。時代の流れにおいていかれないようにしっかり勉強し、クリハラにも取り入れていくのが目標だ。
「臆せずに挑戦したい」と語ったH。これからも、クリハラをさらに飛躍させるための一翼を担っていくに違いない。
複雑な処理をこなす技術
システム開発の業務は、経験や知識が増えれば増えるほど、成果が出て対応できる作業の範囲も広がる。以前はまだ手探りの部分もあり、マクロ機能を使って転記作業を自動化するような単純なものだった。しかし最近は、より複雑な処理ができるシステムを組むこともできるようになったという。
現在は、新しい生産管理システムの導入に向けて、協力会社と協議中。打ち合わせに参加し、専門的な技術について討論できるくらいの知識がつき、自身の成長を実感する日々だ。
共通認識を大切に
業務の精度をよりあげるためにHが一番大切にしているのが、事前のヒアリングだ。システムを構築する前に、依頼者がどのような仕様を求めているのか正確に把握しておかないと、せっかく製作しても使えないものになってしまう。そのようなミスを防ぐため、着手する前にお互いの認識を共有しておくようにしている。
危機を乗り越えたことで得られた自信
近年最も苦労したのは、2020年10月に生産管理システムの一部が故障したとき。「システムが使えないと出荷ができないため、困っている」と聞き、すぐに会社に駆けつけた。夜の9時ごろまでかけて、なんとか不具合を補えるようなシステムを構築。
「期待を裏切らずにやり遂げることができて、うれしい気持ちになりましたね」。クリハラにとって必要不可欠なシステムの復旧が、自分の頑張りにかかっているというプレッシャーはあったが、貢献できたことが自信になった。
さらなる高みへ
仕事でやりがいを感じるのは、依頼者の要望のとおりにシステムを構築できたとき。そして実際に機械を使ってもらい、「ありがとう」と喜んでもらえた瞬間は達成感があり、次の仕事のモチベーションになっている。
世の中ではデジタルトランスフォーメーションが盛んで、今後ますますデジタル技術の発展が予想される。時代の流れにおいていかれないようにしっかり勉強し、クリハラにも取り入れていくのが目標だ。
「臆せずに挑戦したい」と語ったH。これからも、クリハラをさらに飛躍させるための一翼を担っていくに違いない。
会社説明会がきっかけで、株式会社クリハラに好印象を持ったK.S。2021年に新卒社員として採用されて以来、事務課に所属し、受注業務や請求業務、出荷業務などに携わっている。入社の経緯と印象に残っている仕事、今後の目標などについて話を聞いた。
第一印象を大切に
学生時代にプログラミングの勉強をしていたK。長時間の座り仕事も苦ではなく、就職先を決める際も「現場よりもデスクワークが性に合っている」と、事務職を希望していた。そんな中知ったのがクリハラだった。常務が明るく会社説明する姿から、会社にも明るい印象を抱くことに。好印象が後々まで残り、入社の決め手となったのである。
原因は思い込み
仕事を覚え、スムーズに作業ができるようになってきた頃に大きな失敗は起こるもので、2022年3月、自身の思い込みにより受注ミスをしてしまった。急遽現場の従業員に頼んで荷物を用意してもらい、自らセンターへ駆け込むことに。いち早く対応したため大きなクレームにならずに済んだが、他部署にまで迷惑をかけてしまったと後悔した。それ以来、目につきやすい場所にメモを残してミス防止に一層の注意を払っている。
トライアルアンドエラーを経て
通常業務を淡々とこなしてきたKだが、印象に残っている仕事がある。それは受注業務で使用しているRPA(Robotic Process Automation)のプログラムを組み換えたことだ。情報セキュリティーの面を考慮してInternet Explorer からGoogle Chrome での使用に変更する方が良いと考えたためだった。
「やってみます」。
自発的に手を挙げたものの、RPAの組み換えは初めて。しかも仕事で使用するもの、不便があっては意味がない。調べながらの作業は一筋縄ではいかず、通常業務の合間を縫って試行錯誤。日々の進捗は微々たるものだったが、その分全ての変更が終了した時には、大きな達成感を覚えたのである。
成長できる環境で
入社から1年が過ぎたが、当初クリハラに抱いた印象は変わっていない。自身としては通常業務をスムーズに行えるようになり、プログラミングに関してスキルアップできたと成長を感じているところだ。
「確認が最も大切な部署。一つひとつの作業を丁寧に行い、不安な点は一から手順を再確認し、ミスを減らしていきたいと思っています」。また、共に働く仲間に恵まれた環境にも感謝している。
休日はゲームをして過ごすのが気分転換。その時々によって様々なタイトルを楽しみ、特に好きなものには長くはまり込む。一方で、コロナ禍以前は友人と毎週山の上にある神社巡りに勤しんだ時期もあったという。
英気を養いながら実直に仕事に向き合い続け、着実な成長を目指すK。その姿に期待が高まる。
第一印象を大切に
学生時代にプログラミングの勉強をしていたK。長時間の座り仕事も苦ではなく、就職先を決める際も「現場よりもデスクワークが性に合っている」と、事務職を希望していた。そんな中知ったのがクリハラだった。常務が明るく会社説明する姿から、会社にも明るい印象を抱くことに。好印象が後々まで残り、入社の決め手となったのである。
原因は思い込み
仕事を覚え、スムーズに作業ができるようになってきた頃に大きな失敗は起こるもので、2022年3月、自身の思い込みにより受注ミスをしてしまった。急遽現場の従業員に頼んで荷物を用意してもらい、自らセンターへ駆け込むことに。いち早く対応したため大きなクレームにならずに済んだが、他部署にまで迷惑をかけてしまったと後悔した。それ以来、目につきやすい場所にメモを残してミス防止に一層の注意を払っている。
トライアルアンドエラーを経て
通常業務を淡々とこなしてきたKだが、印象に残っている仕事がある。それは受注業務で使用しているRPA(Robotic Process Automation)のプログラムを組み換えたことだ。情報セキュリティーの面を考慮してInternet Explorer からGoogle Chrome での使用に変更する方が良いと考えたためだった。
「やってみます」。
自発的に手を挙げたものの、RPAの組み換えは初めて。しかも仕事で使用するもの、不便があっては意味がない。調べながらの作業は一筋縄ではいかず、通常業務の合間を縫って試行錯誤。日々の進捗は微々たるものだったが、その分全ての変更が終了した時には、大きな達成感を覚えたのである。
成長できる環境で
入社から1年が過ぎたが、当初クリハラに抱いた印象は変わっていない。自身としては通常業務をスムーズに行えるようになり、プログラミングに関してスキルアップできたと成長を感じているところだ。
「確認が最も大切な部署。一つひとつの作業を丁寧に行い、不安な点は一から手順を再確認し、ミスを減らしていきたいと思っています」。また、共に働く仲間に恵まれた環境にも感謝している。
休日はゲームをして過ごすのが気分転換。その時々によって様々なタイトルを楽しみ、特に好きなものには長くはまり込む。一方で、コロナ禍以前は友人と毎週山の上にある神社巡りに勤しんだ時期もあったという。
英気を養いながら実直に仕事に向き合い続け、着実な成長を目指すK。その姿に期待が高まる。
2022年2月に株式会社クリハラへ入社したI.K。
丁寧な仕事と人柄の良さで、社内でも頼りにされている人物だ。
前職の経験を活かして躍進するIの軌跡をたどり、その素顔に迫った。
工場で感じた魅力
以前は、各種機器に内蔵されているモーターの開発や研究に携わっていた。
中でも忘れられないのは、はじめて自動車のモーターの設計を手がけたときのことだ。
製品が壊れる過程を徹底的に分析し、品質にこだわって製造した。
ある法人から壊れたモーターを送られてきた際にも、壊れ方を見ただけで外国産の安価な製品だと見抜き、「自分の設計した物とは違う」と一目でわかるほどだった。それほど自社のモーターの品質に絶対の自信があったのだ。
Iが設計したモーターは大手自動車メーカーとの契約が決まり、量産されることとなった。そのときは非常に嬉しかったという。
その会社で40年間勤め上げ、定年後は別の会社で電動自転車のモーター開発に従事した。
ところが、電動自転車の開発部門が廃止することになってしまう。
転職を考えるようになったIの目に留まったのが、クリハラの求人だったのだ。
会社見学に行くと、工場は明るい雰囲気で印象が良かった。
興味を抱いたIは、SNSで社内の様子などの情報を収集。「この会社で働きたい」との思いを強くし、クリハラの門を叩いたのだった。
現場の小さなニーズを汲み取る
現在は、過去の技術開発や研究で培った経験を活かし、主に機械の管理を担当している。
長年モーター開発に取り組んできたとはいえ、パック詰めの作業に使用する機械はどれもはじめて操作するものばかり。
入社当初は苦戦することも多かった。
機械に不具合が起これば説明書を何度も読み返しながら試行錯誤し、メーカーに修理を依頼する際は、見学して修理方法を学んだ。
トラブルに直面したときこそ、自分の経験値を上げるチャンスだと考えているのである。
そんなIのモットーは、作業者から喜ばれる仕事をすること。
「こうすれば作業しやすいのに……」という工場内の小さなニーズに、率先して対応するようにしているのだ。
「手早く故障に対応し、作業を再開できるようにするためにも、知識を深めていかなければならないと思っています」。
自分の足跡を形にして
休日は、川のほとりで景色や鳥を眺めながらウォーキングを楽しんでいる。
ほかにも、プライベートの時間を利用して、自分がこれまで得た知識や技術についてまとめているという。
将来的には、仕事とプライベートの両方で蓄積してきた経験を形として残し、世に出すことを目指しているのだ。
「設備で気になった点は、メモとして残しています。今担当している機械の操作やトラブルの対処法などをまとめ、いつかはマニュアルを作成するつもりです。深めた知識が次の世代へ引き継がれて、役に立てれば本望ですね」。
これからも前を向き、走り続けていくIを応援したい。
丁寧な仕事と人柄の良さで、社内でも頼りにされている人物だ。
前職の経験を活かして躍進するIの軌跡をたどり、その素顔に迫った。
工場で感じた魅力
以前は、各種機器に内蔵されているモーターの開発や研究に携わっていた。
中でも忘れられないのは、はじめて自動車のモーターの設計を手がけたときのことだ。
製品が壊れる過程を徹底的に分析し、品質にこだわって製造した。
ある法人から壊れたモーターを送られてきた際にも、壊れ方を見ただけで外国産の安価な製品だと見抜き、「自分の設計した物とは違う」と一目でわかるほどだった。それほど自社のモーターの品質に絶対の自信があったのだ。
Iが設計したモーターは大手自動車メーカーとの契約が決まり、量産されることとなった。そのときは非常に嬉しかったという。
その会社で40年間勤め上げ、定年後は別の会社で電動自転車のモーター開発に従事した。
ところが、電動自転車の開発部門が廃止することになってしまう。
転職を考えるようになったIの目に留まったのが、クリハラの求人だったのだ。
会社見学に行くと、工場は明るい雰囲気で印象が良かった。
興味を抱いたIは、SNSで社内の様子などの情報を収集。「この会社で働きたい」との思いを強くし、クリハラの門を叩いたのだった。
現場の小さなニーズを汲み取る
現在は、過去の技術開発や研究で培った経験を活かし、主に機械の管理を担当している。
長年モーター開発に取り組んできたとはいえ、パック詰めの作業に使用する機械はどれもはじめて操作するものばかり。
入社当初は苦戦することも多かった。
機械に不具合が起これば説明書を何度も読み返しながら試行錯誤し、メーカーに修理を依頼する際は、見学して修理方法を学んだ。
トラブルに直面したときこそ、自分の経験値を上げるチャンスだと考えているのである。
そんなIのモットーは、作業者から喜ばれる仕事をすること。
「こうすれば作業しやすいのに……」という工場内の小さなニーズに、率先して対応するようにしているのだ。
「手早く故障に対応し、作業を再開できるようにするためにも、知識を深めていかなければならないと思っています」。
自分の足跡を形にして
休日は、川のほとりで景色や鳥を眺めながらウォーキングを楽しんでいる。
ほかにも、プライベートの時間を利用して、自分がこれまで得た知識や技術についてまとめているという。
将来的には、仕事とプライベートの両方で蓄積してきた経験を形として残し、世に出すことを目指しているのだ。
「設備で気になった点は、メモとして残しています。今担当している機械の操作やトラブルの対処法などをまとめ、いつかはマニュアルを作成するつもりです。深めた知識が次の世代へ引き継がれて、役に立てれば本望ですね」。
これからも前を向き、走り続けていくIを応援したい。